《ちゃちゃ丸》の日記 ~ 本日の集団脱走 ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

《ちゃちゃ丸》

 

 

また脱走?!  って思ってるでしょう

 

そうだよ

今日も集団脱走しました

 

朝早くね、《らっか》と《ヤンキー》のご飯が終わったらリャビングのドアが開放されるんだ

それで僕たちはいっせいに部屋から出て家の中をうろつくんだけど

まずやることは洗面所の猫用出入口が開いてないか確かめて

開いてなければアトリエに行って、そこでもおバカな魔女が窓を閉め忘れてないか確かめるの

 

開いてない、ってわかってても、少しの希望にドキドキしながら毎日確かめるんだ

 

それで案の定猫用出入口は開いてなくて

僕たちはぞろぞろとアトリエに向かいました

 

アトリエの大きな窓はやっぱり閉まってて、僕たちはそこから外を眺めました

その時、《たぬたぬ》が上を見て あれ・・? って顔をしたんだ

 

それから《たぬたぬ》は外をのぞく僕らを押しどけて窓の前に来て

ふつうに窓を開けました

 

僕たちはいっしゅんとまどったけど、すぐにお外に出ました

だけど《にゃっぱたん》だけは 「私、もうこりごりだから」 と言って出ませんでした

 

《ビキニ》は僕の利き手じゃない方に、《たぬたぬ》は利き手の方に走って行きました (左と右に別れたってことね)

《じゃじゃ丸》は庭で草にかみついてます

 

 

え・・

え・・?

え・・?!

 

うわ! 《スーリヤ》が外に出てる!!

 

 

僕 「《スーリヤ》、いえに もどりな」

 

スーリヤ 「どちて?」

 

僕 「そとにでちゃ だめだよ!」

 

スーリヤ 「みんな おしょと いるだかだ」

 

僕 「《スーリヤ》、おそとは あついから でない、って いってたでしょう」

 

スーリヤ 「あちゅくないもん」

 

 

確かに今日は暑くないけど、これはヤバいよ

 

 

僕は大声で魔女を呼ぶしかない、って思った

僕たちが脱走してるのがバレてもしかたない

 

それで呼ぼうとしたらちょうど魔女がアトリエに来たの

お部屋が静か過ぎたから気づいたんだって

 

僕は《スーリヤ》が玄関のところで夜に来るだれかの臭いをかいでることを魔女に言いました

それで魔女が《スーリヤ》を抱えたから、僕までつかまらないようにちょっと遠くに行きました

なんでかって言うと、今日こそなにかの取材がしたかったからです

 

それでね、僕、遠くから見てたんだけど

魔女はアトリエに《スーリヤ》を入れてドアを閉めたんだ

 

それから魔女は草を食べてた《じゃじゃ丸》を抱き上げました

そうしてまたアトリエに入れようとして・・

入れようとして・・

入れられない

 

どうしても窓が開かないみたい

「なんで!」 って魔女がいらいらした風に言って、何度もドアを開けようとして

魔女のかったぽの手に抱えられた《じゃじゃ丸》が暴れ出して

 

そのうち魔女は ぼいっ・・って《じゃじゃ丸》をそこにおっぽった

それで《じゃじゃ丸》はまた庭に戻って草を食べ始めた

 

どうしたのかな・・ って僕は思ってて

そしたら魔女が家の横に曲がって行ったから僕も少し離れて後をついて行ったの

 

魔女は部屋の横の窓から外をのぞいてる《もりだくさん》にあいさつしてそのまま歩いて

急に立ち止まってしゃがんだ

そこで《ビキニ》を抱き上げたんだ

 

 

えー! どうして《ビキニ》、捕まっちゃったの!!

 

すばしっこくて捕まるような猫じゃないのに!

 

 

僕はもう訳が分からないまま家の角からのぞいてた

 

《ビキニ》を抱えたまま魔女はそこの横にある扉みたいの(雨戸)をガシャガシャたたき始めた

何度かたたいたら扉が開いて

家の中から家族①がめっちゃ眠そうな顔で外をのぞいたんだ

 

それにおどろいた《ビキニ》が暴れ出した

めちゃくちゃ暴れてる

だけど、魔女は《ビキニ》を離さないで家族①に言ったの

 

「アトリエの窓を開けて!」 って

 

どういうこと?!

 

で、眠そうな家族①がアトリエの窓を開けて

魔女は暴れてる《ビキニ》を家に入れました

 

そして今度は草を食べてる《じゃじゃ丸》のところに向かいました

魔女は《じゃじゃ丸》に 「さあ、いらっしゃい」 と言いました

 

 

じゃじゃ丸 「なに? 僕を捕まえる気なの?」

 

魔女 「そうよ」

 

じゃじゃ丸 「捕まえられるもんなら捕まえてみろやーーー!!」

 

 

そうやって叫びながら《じゃじゃ丸》は魔女に抱えられて家に入れられました

 

 

 

それで気が済んだんだろうね

僕と《たぬたぬ》を外に残して魔女は家に入って、それから少ししてのらさんご飯に行ってしまいました

家族①もその後仕事に行ってしまいました

 

《たぬたぬ》が出て来て

「僕、魔女が帰って来たらすぐに家に入るから」 と言いました

何で僕にいちいちそう言ったのかわかりません

 

 

魔女が出かけた後、僕は取材をしないと、って思いました

誰に取材したらいい?

 

・・《ヤンキー》しかいないじゃん

 

僕はアトリエ前で寝そべってる《ヤンキー》のところにってナイスビューしました (インタビューね)

 

 

僕 「あの・・」

 

ヤンキー 「なんだよ」

 

僕 「《ヤンキーたん》は 毎日どうしてますか」

 

ヤンキー 「あつくしてる」

 

僕 「ずっとうちのまわりにいる気ですか」

 

ヤンキー 「わるいかよっ」

 

僕 「ちゃんと質問に答えてください!」

 

ヤンキー 「なんなんだよ、いったい」

 

僕 「夢はありますか」

 

ヤンキー 「おまえバカか? ゆめはあるもんじゃなくてみるもん!」

 

僕 「そうじゃなくて・・  こうだったらいいな、とか  こうしたいな、とか」

 

ヤンキー 「・・あるよ」

 

僕 「聞かせて」

 

ヤンキー 「おれ、このいえでくらして 《じゃじゃまる》の にいちゃんになりたい」

 

僕 「それは僕の兄ちゃんになるってことですか」

 

ヤンキー 「おまえじゃなくて、《じゃじゃまる》の にいちゃん!」

 

 

言ってることがよくわからないので《ヤンキー》の取材はやめにしました

 

 

おひさまてっぺんくらいに魔女が帰って来て

言った通り《たぬたぬ》は玄関で待ってて魔女と一緒にお家に入りました

 

僕はもう少し取材がないかと思ってまだ外にいたけど

何もなさそうだからその後すぐに帰りました

 

訳がわからない日でした

 

 

 

魔女

 

集団脱走は魔女の責任です

昨夜アトリエの窓から《あらい》に説教をし、その後窓は閉めたもののロックをし忘れてございます

《たぬたぬ》はそれに気づいたわけで・・

 

 

集団脱走

外にいた《スーリヤ》をアトリエに入れて窓を閉め

次に《じゃじゃ丸》を入れようとしたら、どうしても窓が開かない!

 

よく見ると、サッシにロックが掛かってる!!

何で!

 

誰が掛けた?

・・誰もいないじゃん

 

でも誰かが掛けなきゃああなんないじゃん・・

 

どういうこと!

 

《スーリヤ》がやったの!?

 

何かの衝撃で勝手にロックが掛かったってこと!?

 

・・いまだに謎の出来事です

 

 

《ビキニ》が捕まったのは

家の東側の庭で草の弦かなんかに体が挟まって動けなくなっていたからです

 

 

のらさんご飯の時は曇りの予報が不定期に雨が降り出して濡れちゃうし

ほんと、何が何だかわからない一日でした

 

 

こちら、今日の2枚

 

 

公園の長毛種、《じおん》が暑そうなので毛を剝きました

のらさん体験、と称してその毛を胸に抱く《じゃじゃ丸》にございます

 

 

《ちゃちゃ丸》も《ちゃちゃ丸》で何やってんだか・・