航空券取得狂騒曲 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

もうクタクタですわ

 

それは先週、私が馴染みの旅行代理店にネパール航空のチケット5名分を予約すべくそこの社長に連絡したことから始まる

 

ネパールでは10月3日から大祭ダサインが始まる

それは12日間続き

その後10月31日から光の祭りティハールが始まる

ティハールはコロナ禍を除き、魔女が毎年出向いて家族と儀式を行っている祭りだ

 

そのすべてはこの旅行代理店の社長の航空券手配によるものだ

出会いは25年ほど前になるのかな

当時は別の代理店に発券を頼んでいて

たまには違う会社とかどうなんだろうな・・ と思い

ググっていたら魔女好みのネーミングの旅行代理店があって、内容を見てみたら探検的な旅行をアレンジメントしているのが気に入って

電話してみた

 

「カトマンズへのチケットの件で電話いたしました」  それだけ言っただけなのに

 

「私、あなたを知っています」 と電話口の男性に言われた

 

はい? でしょう

 

しかし彼は私の名を言い当てた

 

よくよく話を聞いたら

この人はそれまで私がチケットを頼んでいた代理店で働いていた人だった

それが独立して会社を持ったが、前会社の顧客にコンタクトを取るのはルール違反と考え私に連絡できなかった、と語り、偶然にも私が電話を掛けたことを喜んでくれた

 

しかし、こうして魔女と関わったことは、この社長を煩わすことになる

なにせ私は慌て者で空回り女だから

そりゃ大変よ、付き合うのが

 

当時は僅か¥1000の手数料でこの方はカトマンズへの格安・最安値航空券を捜して連日四苦八苦してくれた

だから私はいろんな会社の飛行機に乗ったわ

中継地で1泊することもあったし、6,7時間のトランジットにも耐えたし

また、あるフライトでは乗り換え時間がなくて従業員用の通路を走り続けたこともあった

 

 

航空券は自分で直接申し込んだ方が安いと思われるだろうけれど、そうじゃない

そこはプロだから私たちの知り得ない航空券のいろんなディスカウント方法を知り尽くしていて

自身で直接チケットを取得するより断然安かったりするのだ

 

で、昨年、コロナ明けに4年ぶりに社長さんに連絡をした

その間、ご機嫌伺いのメールでも と思ったが、仕事の話でもないのにメールしても・・ と憚られて

 

それまで何回もこの祭りの時期にネパールに飛んでいるんだけど

数年前のコロナ禍にそれまでなかった日本ーカトマンズ直行便が就航し

それまでトランジットの時間の無駄に辟易していた私はこの直行便に飛びついた

 

 

そもそもネパール航空というのは昨今増えた日本に働きに来たり、留学をする学生たちネパール人の移動手段として就航した会社で

そこのところを鑑みないと痛い目に遭う

それを知っていたのに・・

 

ダサイン、ティハールにはネパール人はこぞって国に帰る

けれどまだ4ヶ月あるからと、余裕で申し込んだつもりが。。 全く余裕などなく

もう殆ど席がない、と告げられた

 

魔女も焦ったが社長も焦った

私が希望した日より以前のフライトは満席

希望した日も時間を追う毎に僅かな空席の状況がさらに悪くなる

 

この航空会社は入金してからの発券となるため、即刻の入金が迫られた

それだって席を確保できる保証が危なっかしい状態の中

 

先週木曜、私と社長は酷く焦りながら刻々と変化する状況の把握にメールのやり取りに終始していた

私はPCを開きっ放しで、そこには社長からのメールが連なり、魔女はその度に返信をする

混沌とする状況の中、メールでのやり取りが面倒になり、終いに私たちは電話での会話となった

 

魔女は魔女で、その間に同行者全員に連絡をし、料金等みなに相談している暇がないので金額の判断を私に一任してもらいたい、と伝え

全員からお任せします、との返事を貰っていた

 

 

 

深夜に最後の電話を切ってから暫くして

社長からメールが入った

 

これが本日最後のメールとなります

5名様分の席を確保しました

明日、入金をお願いいたします

 

 

え、席を確保したって・・

入金もしてないのにどうやって席を確保した?

ってか、魔女が決定する前に社長が決定しちゃったよ

 

これで私が旅行を取りやめた、とか言ったらキャンセル料を払うのは社長じゃねぇ?

勿論そんなことしないけど

仲介手数料は僅かなのにそんな危ない橋を渡ってくれたの?! 社長さん

 

 

翌朝、豪雨に中、屋根のないけもの道のご飯は無理なので、公園ご飯に行き

帰って来たら思いもよらず雨が小降りになったので急いで支度をしてけもの道へ

途中からまた降り出したので猫捨てオヤジ宅組を木の下に誘導し

《せてぃ》、《おひとりさま》には魔女の傘を置いてその中でご飯を食べさせ、私、ずぶ濡れ

 

そうして帰って来て、約束通り社長から振込金額を知らせる電話をもらい

豪雨の中車で予約の病院に行って

それからその足で銀行に向かったが、雨が酷過ぎて前が見えない

 

銀行入り口に車を停め、僅か3mの距離を銀行に飛び込むも、水が滴る濡れネズミ状態

濡れたかなんか知らないが、通帳の磁気が働かず・・

キャッシュカードで振り込み、帰宅途中には両脇の雨水構は噴水状態

そして家の前の道は冠水

もう・・やんなっちゃった

 

やっとの思いで家に着くと社長から後先が逆になってしまった請求書がメール添付で送られてきていた

これを受け取られる頃には振り込みが終わっているのでしょうが、ってメッセージ付きで

 

そうこうしているうちに縮れ毛の魔女の髪は乾くにしたがってぶわ~っと広がり、すんげえソバージュ

 

 

請求書には何種類かの金額が書かれていて

でもどれも思ったほどは高くなくて

バラバラの金額の5名分のフライト料金は

深夜まで頑張ってくださった社長さんの『必死さ』が反映されていて

私は心から感謝をせずにはおれなかった

一方、社長さんにとって魔女は疫病神だろうなとも思った

 

 

さて

そんな社長と魔女ですが

縁あって長い付き合いを続けているのだけれど・・ 

 

面識ないです

 

どんな人なんだろうな~

 

 

 

 

バラバラのフライト料金は合算して5で割ることにしました

 

今日のブログは興味のない人には面白くなかったですね

ごめんなさい