のらねこ日記 ~ それぞれの生き方 ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

今日は朝激しめの雨が降り、雨脚が和らいだところで少し遅めののらさんご飯に出る

 

けもの道に差し掛かると駆けて来るみんな

今日の先頭は《せてぃ》だ

 

《ぼっさ》は思ったほど濡れていなかった

この前の雨と違ってあまり風がなかったのでどこかで雨宿りができたとみえる

 

 

今日も《ぼっさ》を見守る《おひとりさま》

 

 

 

今日の《ぼっさ》は調子良さそうに見え、抱っこを要求してきた

 

 

ぼっさ 「おごっちょさん」

 

魔女 「きょうも たくさん たべたね!」 (パウチ3つにカリカリも)

 

 

ぼっさ 「だっこ!」  

 

 

この子・・ お姫様抱っこが好き

似合わないでしょう

お姫様抱っこをされながらごろごろ言って涎まみれの口を私の胸でぐいぐい擦るのよ

 

暫くそうしていて《ぼっさ》を降ろしたら

《おひとりさま》が遠慮気味に 「おれも・・」 とか言ってきたので抱き上げる

 

《おひとりさま》は抱っこで歩き回られるのが好き

《おひとりさま》を抱いてけもの道を行ったり来たり

 

・・重たいわ

 

 

そんなけもの道を後にし

途中から一緒になったむさしママさん(公園猫の一部を御世話してくださっている)と公園に向かった

 

先日、むさしママさんがお世話をしている《むさし》の唇に異常を見つけ

その写真を撮ったのを送ってもらい

魔女がそれを獣医師に見せ、『好酸球性肉芽腫』 との診断で薬を処方していただいた

その薬を受け取るためにむさしママさんはいらしたのだ

 

この方も猫さんたちのために心を尽くしてくださり

こういった費用にも大変気を使われるので逆にこちらが恐縮してしまう

 

 

公園は相変わらず平和で

現展の画家さんが奥さんから猫草を取って来るように言われたそうで、草を捜していたり

 

みんなにご飯をあげ、遅れてくる子たちに手間取っていたら

よく公園を散歩される猫好きの女性がいらして

彼女は季節ごとに庭で採れる果物を差し入れしてしてくださる方なのだけど

 

立ち話をしているうちに猫の情報交換になり

そこで1月半ばから姿を消し、私たちが捜し続けている《くろす》が親友の《まつこ》と一緒に彼女の家の庭にいることが明らかになる

雨の日や夜は物置で寝ているとの事

 

公園に見知らぬ猫がやって来て、それに恐れをなした《くろす》が公園から逃げ出したきり帰って来なくなった

そんな《くろす》の帰りをひとりで待ち続けていた親友の《まつこ》

しかし《くろす》は戻らず、淋しさのあまり《くろす》を捜しに出た《まつこ》もまた戻らず

 

魔女は《まつこ》が戻らないのは大好きな《くろす》を捜し出したからだと確信してはいたけれど

これでやっと本気で安心した

 

ふたりをどうかよろしくお願いします   と頼む魔女に

 

お任せ下さい!   と答えてくれる佳き人

 

 

その後も猫好きのおじいさんやら、猫好きのおばさんやらがいらして

目を細めながら桜と猫を交互に眺めておられた

 

 

しかし、桜が満開になると公園も賑やかになるんだろうな

猫たちにとってはちょっと穏やかでない時期を迎えることになる

 

 

 

帰り道

けもの道の《せてぃ》の空家の縁側でうつらうつらとしている《ぼっさ》を横目に

見つからないように足音を立てず行き過ぎ

丘を超えて家に向かっていると・・

 

黒い塊がふたつ

こちらに向かって脱兎の如く駆けて来た

 

 

かり 「まじょおおおおお~~~!」

 

 

かろ 「やっと あえたぁ」

 

魔女 「だっそう してきたのね だめじゃない」

 

 

かろ 「だっこ」

 

 

交代で抱っこしましたよ、久しぶりに

 

 

かろ 「もう ぜったい はなれないから」

 

魔女 (何言ってんだ・・)

 

 

1時間近く一緒にいて・魔女 「まじょは もう かえるね」

 

かろ 「だめ!」

 

 

かろ 「かえさないから!」

 

 

そうやって足に乗っかる《かろ》を抱えてどけて歩き出したら・・

 

 

かり 「まじょと いっしょに いく!」

 

かろ 「さあ、いこう!」

 

魔女 「じぶんの いえに かえりなさい」

 

かり・かろ 「やだ!!」

 

 

 

こうなったら奥の手を使うしかない

どこまでもついてくるふたりを元の場所に連れて戻り

 

 

カリカリにマタタビをまぶして、それをマキビシに

 

 

ふたりが我を失っている間に

走って逃げ帰った魔女でありました

 

 

 

ふたりがちゃんと家に戻ったか・・ 心配