先週土曜日に3歳9ヵ月で里子に行った《ぐれ》
魔女家での《ぐれ》
里親さんご一家はお家に迎えた《ぐれ》を暖かい心でもって見守ってくださっています
《ぐれ》は自由に家の中を歩き回ることが出来ます
だけどやはり昼間はベッドの下とか
一度はお布団に潜りこんでいたり
誰もいない時はちょっと高い所に登って外を見たりしているようで
当初はどこに行ったかと焦って探す日もあったようで
そりゃあ色々とありますが(而して、そこまでたいした事はしてない・・ と思うけど)
里親様は毎日朝と夜に《ぐれ》の様子を知らせて下さいます
有難い限りです
初めてのお家で、《ぐれ》は思いのほか早くトイレや、食事が出来ています
《ぐれ》の気持ちを尊重し
また、こうしたらいいのかな、と思うことをさりげなくなさってくれるご家族
勝手のわからない人家でなんだかんだやってくれるぐれに
以下、奥様が下さるラインの一部です (勝手に載せてごめんなさい)
ねこちゃんに振り回される幸せを感じております
夫の作戦では、先生(魔女)と同じ性別で年齢が近い私が仲良しになって、子どもたちや夫はその仲間で認定してもらうと良いのでは
私、責任重大です
「小魔女」として《ぐれちゃん》に認知してもらえることを目指します
当初、いろんなところに隠れちゃう《ぐれに》に、それでも
ケージには閉じ込めないで当分かくれんぼ大会で頑張ります
私たち家族も《ぐれちゃん》から幸せをもらっています
私も夫も寄り道が減りました!
これからもゆるーくぬるーく見守ります
何より子どもたちが粘り強くガマンしてくれているので、私たちも感謝です
三歩進んで二歩下がるかも知れませんが、焦らずにいきますね
《ぐれ》、幸せになるのよ
あなたのお世話をして来たみんながそう願っています
これまで散々苦労してきたけれど、もう大丈夫だから
ゆっくりでいいから、少しずつ今の生活に納得していってください
人は猫を幸せにしているようで
実は猫から幸せを貰ってる
誰もがそのことを知るといいね
そうしたらこの世は優しさに満ち溢れるに違いない
・・・・
今朝は家族①がのらさんご飯に行ってくれたので
午前中は自室で絵を描いておりました
《ぐれ》が潜り込んでいたベッドのお布団は《ぐれ》形で盛り上がったままで
《ぐれ》と過ごした日々を思い浮かべながら
同じく里子に行く前にこの部屋で過ごしたたくさんの子たちの顔も浮かんで
さらにここで最後を迎えたのらさんたちのことも・・
そんな思いを胸に絵を描いていたら
静まり返った部屋に
『ぽろん』 と音がした
この音は・
もう何十年も聴いていない懐かしい音
ハッとして振り返る
背にした棚の上にはふたりの人形が並んで座っていて
それは母が買ってくれたもので
背中の螺子を回すとオルゴールの音楽が奏でられ
人形が曲に合わせて左右に可愛らしく首を振るのだ
私がまだ若い頃に亡くなった母
魔女の唯一の理解者であった母を失って
自分を変えられない私はその後の人生を、それでもなんとか生きてきた
哀しすぎて、母が亡くなって以来螺子を回すことがなかったオルゴール人形の
それは螺子が止まりかけるあたりの決して順調じゃない途切れ途切れの音だったけれど
懐かしく・・ 非常に懐かしく・・
何かの拍子で鳴ったのだろうが
母が私に語り掛けてくれたようで胸が痛むほどに嬉しかった
今も子供の頃と変わらない自分がここにいる
『それでいいのよ』
母が優しく言ってくれてる気がした