ネパール日記 ~ 世界遺産・ボダナートとパシュパティナート ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

今日で1月は終わり

合作は完成しませんでした

 

外の光がなくなると絵は描けないので (電気の光では色が違ってしまうので)

また明日描いて・・ 今度こそ完成させなくては

 

 

・・・・・

 

 

ひろたかくんが行ってみたいと言うので、案内がてらやって来た、先ずはボダナート

 

ひろたかくんがここに来たかったのは

彼が最も気に入っている私の絵 『Boudhanath』 に描かれたストゥーパを実際に見てみたかったから

 

 

魔女にとっては十数年ぶりのボダナート

ここに来る時、私は先ずボダナート正面入り口前にあるグンバ(仏教寺院)を訪ねます

 

物静かな寺であったはずが

暫く来ないうち、院内はそれはたくさんの人々で溢れておりました

 

 

グンバの御本尊様です

 

 

本堂にいらしたお坊様が私に向かって手招きをなさいました

 

それで中に入って行くと、私を自分の前に座らせ、お経を読んでくださり

暫く経を読み、それが終わると、経典を首を垂れる私の頭にそっと押しやり

それから頭に聖油を垂らしてくださいました

 

そうして、お坊様は五色の糸で編まれた紐を取り出し

それを私の手首に五重に巻き、最後にしっかりと結びます

 

魔女は掌を合わせ、この有難きご縁に感謝を致します

 

 

折角なので同行者たちにも同様のことをお願いしました

お坊様はそれを気持ちよく引き受けてくださいました

 

私たち4人の手首には、今もこの紐があります

 

 

この寺院のテラスから見るボダナート

 

 

釈迦の骨の一部が安置されているとされる仏塔です

 

黒い粒みたいなのは鳩さんたちです

 

以前はこのストゥーパに上がり、中央に見える場所を左回りに廻って祈りを捧げたり

途中の日陰でおやつを食べたり、周囲の店を見渡したりしたものです

 

しかし、今はそこに上ることは出来ず、入り口を入ってストゥーパ見上げるしかありません

 

 

お経が掛かれている五色の旗・タルチョー

その意味は 

青は空 白は風 赤は火 緑は水 黄色は大地

 

どれもこの世の生きとし生けるものには欠かせない大切なもの

それこそが神なのでしょうね

 

 

 

30年前、魔女が描いたボダナート

 

この頃のタルチョーは紐が切れるまでは雨風に晒されていて

私には美しく感じられたものです

 

 

 

出掛けたのが遅かったので

ボダナートを後にし、パシュパティナートに着くころには夕暮れになりました

 

 

 

 

 

バシュパティナートはヒンドゥー教の人たちの火葬場

 

 

相変わらずお猿さんがいっぱいです

 

お猿さんも、野犬も、野良猫さんも、鳥たち、そして人間も

共に暮らすのが当たり前

だってこの世はみんなのものだから

 

 

遺体はこの上に寝かされ、それを枝や細い木で覆って燃やされます

 

 

ダッドもここでこうして火葬されたんだ

 

 

火葬後のお骨はこのバグマティ川に流されます

 

 

長い人生を生きて (時に短い人生もあろうが)

家族と共に助け合って生き

多くの知恵や知識を身に着け

日々を神に祈って過ごし

たくさんの思い出を作り

 

語り合い

動かしていた体も

 

最後は一瞬で終わるんだ

 

 

 

ダッドに逢いたい

だけど ダッドの人生は終わってしまった・・

 

 

 

パシュパティナートの裏側には多くのお堂があります

 

このお堂の中で、ヒンドゥー教の修行僧サドゥーたちは

修行の一環としてはっぱを吸う

 

 

今日の修行は終わったらしいサドゥー