展覧会3日目と、あの日の《たんぽぽ》 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

展覧会3日目、終了致しました

 

本日、足を運んでくださった

《ぽんず》と《ゆず》の里親のみぃちゃんとみぃちゃんのおばあちゃん

 

《あみ》の里親さんご一家

 

埼玉から電車で2時間かけてお越しくださった読者様の紅さん

 

のらさんごはんの手伝いさんも駆け付けてくださり

 

猫仲間のゆみこさん(魔女の誕生日やクリスマスにご馳走や素敵なケーキを作ってくれたお姉さん)が手作りミートパイを差し入れてくれ

 

 

肉球のお守りも入っていたよ!

 

 

その他たくさんの方々にご来場いただきました

 

感謝!!

 

 

 

2015年の今日

 

駐車場の《たんぽぽ》が魔女にくっ付いて

 

 

公園までやって来ました

 

つんでれ 「《たんぽぽ》、だいじょうぶだよ ぼくが いるから しんぱいないよ」

 

 

知らない場所に来てたくさんの猫のにおいにキョドる《たんぽぽ》を出迎えてくれたのは《つんでれ》

 

《つんでれ》は引っ越しの時に置き去りにされた子

ひとりぼっちで右も左もわからない《つんでれ》を、その後仲間に入れてくれたのは《こだくさん》率いるその一家

その中には勿論《こだくさん》の子の《たんぽぽ》や《ふぁふぁ》、そして他のきょうだいたちもおりました

その後、一家はバラバラになり、大きな雄猫がやってきたため、《つんでれ》はやむなく公園に居場所を移しました

 

不安でたまらない日々を救ってくれた《こだくさん一家》の恩を、《つんでれ》は忘れてはいません

 

 

魔女について来たはいいものの

 

 

知らない場所、知らない猫たちをみて不安を隠せない《たんぽぽ》

 

 

サンボ 「だれだろね」

 

くろまるこ 「だれだろね」

 

 

つんでれ 「みんな、このねこは ぼくに やさしくしてくれた なかまなんだからね!」

 

 

つんでれ 「《たんぽぽ》、みえる? あそこで ぼくらは いっしょに くらしたんだよ」

 

 

たんぽぽ 「まじょ、ここから あたしが いるとこ みえた!」

 

つんでれ 「ぼく、いつも みて おもいだしてる」

 

魔女 「あのころは みんな いっしょに くらして たのしかったね」

 

 

 

2019年の今日

 

この日《たんぽぽ》はどこまでも魔女の後を追ってきました

「だめよ」、と言っても聞かずに・・ 

 

終いには危険な車通りまでついて来たので、連れて戻ります

 

 

魔女 「《たんぽぽ》、ついてきたら だめだよ」

 

たんぽぽ 「・・」

 

 

魔女 「《たんぽぽ》、また あしたね」

 

 

これが《たんぽぽ》との最後でした

翌日から《たんぽぽ》の姿はもうどこにもなく

 

 

魔女は《たんぽぽ》がうんと小さい頃から知っていて

《たんぽぽ》は魔女のことが大好きでいてくれ

私たちはほんとうに仲良しでした

 

家族がバラバラになっても《ふぁふぁ》と一緒に駐車場に留まり

大きな雄猫にも屈せず

ここで子供を産み

 

その後、新しい猫たち(《とらたん》、《らぶ》、《くろまめ》、《ぶす》など)と共に暮らし

最後までその場所を離れなかった《たんぽぽ》

 

私は《たんぽぽ》の喜びも、そして深い悲しみも知っている

 

 

《たんぽぽ》、どこにいますか

あなたの骨を拾ってこの胸に抱きしめたい