のらねこ日記 ~ フーテンの《ぶすさん》 ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

まじょねこ会議はまだまだ続いて

次の議題は 『魔女がトイレでチーズを食べる件』 というアホな懸案でありましたので

皆様、そんな話聞きたかなかろうと思い・・

 

今日はのらねこ日記に致しますね

 

 

昨日のこと

 

「いかないでぇーーー!!」 

 

と叫ぶ《じゃじゃ丸》の声を背に浴びながら

のらさんご飯に出掛けます

 

 

1時間弱をかけてけもの道、その他の猫さんたちのご飯を終わらせ

公園へ

 

 

寒い夜を耐えて

山ほどご飯を食べる公園組

 

 

ベンチの周囲にも10名以上の猫さんたちがおります

 

 

みんなが嬉しそうにご飯を食べているのを微笑ましく眺めていたら・・

 

ぶす 「まあじょおおお~~~」

 

魔女 「うえっ! 出たっ!!」

 

 

ぶす 「やあっとぉ あえたー!」

 

魔女 「やっと・・ って、 ほぼ まいにち あってるよね!」

 

ぶす 「やっと ここで あえた、ってこと」

 

 

ぶす 「ぼくちょこちょこ ここにきて まってたけど なかなか まじょとあえなかったんだ」

 

魔女 「べつに ここで あわなくても よくない?」

 

ぶす 「どこでも あいたいじゃん」

 

魔女 「いいや」

 

 

じおん 「なに・・ この でっかいねこ? は」

 

※ 猫の部分に?がつくということは、きっと猫から見ても猫離れした風体なんだろうね

 

 

ここはぶ《ぶす》のエリアじゃないからご飯はあげない

あげたら公園に居つくかもしれないから

 

そしたら・・

 

ベンチ下にこぼれたカリカリを食べ出したよ・・

 

※ 丸い粒状のものはBB弾の残骸です

 

 

それでもご飯はあげなかった

《ぶす》は魔女が広範囲に公園を歩き回って猫たちのうんちを片付ける時もくっついてきた

 

そうして公園を後にする時も

 

 

公園からの長い階段を一緒に降りる

 

 

魔女の足にくっ付いて歩くから蹴飛ばしそうだ

これ、男子猫にありがちね

 

 

この後、例の《たんぽぽ》や《しゃま》、《とらたん》たちがいた駐車場まで一緒に行き

《ぶす》にはそこでご飯をあげた

 

「あなたの ごはん ばしょは ここですよ、わかった?!」 と念押しして

《ぶす》が食べている間に逃げ帰る

 

 

そして今日

 

《ぶす》は既に待っていた・・

 

 

ぶす 「ぼくにも ごはん ください・・」

 

魔女 「ここは あなたの ごはんばしょじゃないでしょ」

 

 

魔女に叱られるから、必死で遠慮して

公園組が食べているご飯を欲しがらないように懸命に我慢し

終いにはかなり情けない泣きべそ顔になってしまった《ぶす》

 

それでもご飯をあげなかったら・・

 

誰かが食べたご飯の食器にへばりついたカスを舐め始めたよ

 

 

空のタッパも舐めまわしているよ

 

 

そしてパウチの空き袋にまで辿り着き・・

 

 

ぶす 「汗汗

 

 

なんか・・

可哀想になってきた

 

ぶす 「くすん くすん汗

 

魔女 「《つんでれ》・・ ごいっしょさせてもらっていいかな」

 

つんでれ 「べつに いいよ」

 

 

ご飯をあげちまったよ・・

 

 

それにしても

図々しくて、自由過ぎて、屈託がなくて、物怖じしないが・・ 時に危険なこの猫を

 

魔女はもはや、どう扱ったらいいのかわかりません