のらねこ日記 ~ 淋しいね 、頑張ろうね~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

1月の展覧会に向けて、市のイベント広報パンフにそちらの絵を載せるので新作の画像を送って欲しいと、区のギャラリーの魔女担当の方から連絡がありました 

 

新作とか・・ いっこも出来てない

猫のことでいっぱいいっぱいで絵は中途半端な描きかけばかり

どうしよう 

期限は今週いっぱい

 

ヤバすぎます

マジでヤバいです

窮地に追い込まれております

 

 

 

昨日は終日雨

然も雨脚が強く、こんな日はのらさんは出て来ないので

土日祭日担当の手伝いさんにもパスしてくださいね、と言ってあります

 

私が行くと出ては来るのです

しかし冷たい雨に濡れながら、食器のご飯にどんどん水が溜まって行くと流石に食べられなくなるので

こういう日はじっとして動かない方が良いのです

 

公園組は1日半、その他の子たちは丸2日ご飯にありついてないので

今朝は物凄い量のご飯を持って、ヨタつきながら早めに出かけました

 

みんなガツガツ食べて、10数キロのご飯はスッカラカン

 

食べることは生きること

たくさん食べてね

 

 

今日の《あんずちゃん》

 

見守りたいのみんなは常に《あんず》のケアに励んでいます

 

「がんばれがんばれ《あんず》! 

フレーフレー《あんず》!」

 

そうやって励ましながら撫でたりお尻トントンしたら

 

 

ちょっとご機嫌よくなった?

 

 

たくさんうにゃにゃんをしてくれました

 

 

《梅くん》は、どうもヤケクソっぽいです

魔女が仔猫たちの代わりをやらされてる・・

 

 

 

 

ひとりぼっちの《おとうとちゃん》

 

公園組のご飯を終えて森に行こうとしたら、殆ど人の通らない森奥への道から知り合いのボラさんが降りて来ましたので、白っぽい仔猫がいたかを訊ねました

その人が、仔猫なんてどこにもいなかったですよ、と言うので

あの子までいなくなったのかと焦る魔女

 

急いで森奥への階段を登って行くと

笹薮の中から《おとうとちゃん》が駆けて来ました

ああ、良かった

 

魔女が食事の用意をしようと、濡れた階段に座ると

 

 

膝によじ登ってきました

 

 

おとうとちゃん 「まちょ・・」

 

 

おとうとちゃん 「ここに いるたい」

 

魔女 「それより ごはん たべないと・・」

 

 

暫く抱っこしていて、ご飯だからね、と膝から降ろすと

ちょっとだけご飯を食べてまた直ぐに膝に乗ってきます

 

丸二日食べていないからお腹が減ってるはずなのに

どこかで冷たい雨を凌いで、長い時間ひとりで丸まってすごしていたのでしょう

淋しさが極まってご飯どころじゃないようす

 

 

上の方でガサガサと音がします

見上げるとリスさんが木の枝を伝ってやって来て、私たちを見ていました

 

私はリスさんを指さし言いました

 

「《おとうちちゃん》、もりには りすさんも いるから ひとりぼっちじゃないね」

 

 

おとうとちゃん 「あでは おにいちゃんじゃない!」

 

魔女 「・・」

 

 

魔女 「あそんで あげよっか」

 

おとうとちゃん 「おにいちゃんと あしょぶ みたくちて?」

 

魔女 「そうよ」

 

 

おにいちゃんとよく遊んでいたのね

こうして遊んでいても本気で爪も立てないし

痛くないように気を付けて噛んでいます

 

長い時間遊んで・・

 

魔女 「いくね」

 

 

おとうとちゃん 「まちょ・・」

 

 

おとうとちゃん 「だっこ・・」

 

 

こんなに甘えていても、遠くに人の気配がするだけですかさず身を隠します

まぁ、誰にでもこうだと危ないですからそれでいいのですけど

 

おにいちゃんが無事に帰ってきますように

毎日そればかりを願っている魔女です