それぞれの心 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

今日は早朝から冷たい雨が降りしきって、のらさんたちが一番嫌がる天候となっております

 

そんな中、奥様方と《あんず》の子どもたちの里親さんを訪ね、子どもたちに会ってきました

子どもたちはららママさん一家に可愛がられ、大切にされ

相変わらず元気いっぱいで駆け回っておりました

 

 

動きが速過ぎてなかなか写真が撮れません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちゃんと写真が撮れたのは遊び疲れた頃

 

 

遊び過ぎて朦朧とする《すみれちゃん》

 

 

遊び過ぎて呆然とする《空(そら)ちゃん》

 

 

クリスマスツリーを出してもらって

オーナメント共に飾られておりましたよ

 

この世には楽しいこと以外なにもないと思っている子たち

幸せね

 

 

 

《あんず母さん》は、あの日、何もかもを悟ったのは確かで

 

《あんず》自身は分かってはいても

ひょっとしたら・・ という気持ちが拭えず

朝から玄関前におります

 

昼間は小屋も捜していたそうです

 

今朝は早朝から《あんずが》雨の玄関前にいたのを見たご近所の奥様が傘を差しかけてくださいました

 

でも《あんず》はわかっているんです

 

ただ、ひょっとしたら・・ 

そう・・ 思ってしまうのです

 

 

子どもたちに授乳をしていた傘の下で・・

 

 

 

 

公園奥の竹藪の中の《ぐれこ》の子どものおとうとくん

あれからずっとひとりぼっちです

 

昨日、魔女がご飯場に向かおうとすると走って迎えに来てくれ

 

 

しゃがんだ魔女の膝に乗ってきました

 

とても用心深いお母さんに育てられ

お兄ちゃんと一緒の時はふたりして人を威嚇していた子が

 

余程淋しいのでしょう

そっと体を撫でると、さらにすり寄って喉を鳴らします

 

 

そんな淋しい顔をしないで・・

 

 

おとこのこなんだから がんばらないと

 

 

まじょも まいにち ごはんもって あいに くるから

 

 

ね! がんばれるよね!

 

 

おとうとちゃん 「・・」

 

 

おとうとちゃん 「おにーちゃ~ん」

 

 

おとうとちゃん 「おにいちゃーーーん!!」

 

魔女 (だめか・・)

 

 

ご飯が終わっても魔女の傍を離れない仔猫をずっと撫でていて

ずっとずっと撫でていて

 

《どな》と《あざみ》が迎えに来たので

立ち上がって帰ろうとしたら

 

やだ・・

 

 

いっちゃ やだ

 

 

そうしてずっとついて来るので

仕方がないからマタタビを撒いて走り去る魔女

 

みんな幸せに生きて欲しいのに

どうしたらいいのか

 

明日からまた少し暖かくなるというので

もう暫くお兄ちゃんを待ってみようと思います

 

それでもお兄ちゃんが戻って来なかったら

陽の当たらない竹藪の中で暮らすこの子を

里子に出したいな

 

ひとりで冬を越させるのはあまりに酷で・・