《ゆず》と《ぽんず》の新しい生活 Ⅱ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

《ゆず》と《ぽんず》を終の棲家に送り出して1週間

魔女はみぃちゃんちを訪ねました

 

リビングのドアを開けると直ぐに《ゆず》がやって来ました

魔女の足音を覚えていたのです

 

 

ゆず 「おかしゃん、あにょね おにいたん たいへん」

 

魔女 「やっぱり・・」

 

 

ゆず 「おにいたん、しょこかだ でてきなしゃい!」

 

 

ゆず 「おかしゃん きただから!」

 

ぽんず 「・・」

 

 

ゆず 「でてきなしゃい!」

 

ぽんず 「やだ・・」

 

 

ゆず 「おにいたん しぇまいとこばっか はいりゅんだよ」

 

魔女 「こまったこねぇ」

 

 

ゆず 「おかしゃん、こで おみじゅだよ」

 

 

ゆず 「おにいたん あばでて とびこんじゃったけど・・」

 

 

何で洗面器かと言うと、魔女家では最初に小さめの水入れにしていたのですけど、《ぽんず》がわざとひっくり返すのです

《ぽんず》にしてみれば遊びの一環らしいのですが

水入れをひっくり返したら自分が水を飲めなくなることまで考えが及ばない子で・・

 

それでひっくり返せないように洗面器にしてもらったんだけど

 

そしたら今度は飛び込んだだとおー!

 

 

魔女 「《ゆず》・・ おにいちゃんが ことで まいにち たいへんね」

 

ゆず 「うん おにいたん にゃにも ゆーこと きかにゃい」

 

 

ゆず 「みて! こで 《ゆじゅ》の べっどだよ」

 

 

ゆず 「ここは かじるとこ」

 

魔女 (ちがうから)

 

 

ゆず 「こやって かじりゅの」

 

魔女 「かじらないで」

 

 

ゆず 「こやって!!」

 

魔女 「やめなさい!」

 

 

ゆず 「おかしゃん、おかしゃん!」

 

 

ゆず 「こでも 《ゆじゅ》の べっどだよ!」

 

魔女 「べっどが いっぱい あるのね」

 

 

ゆず 「しょだよ! いーでしょー」

 

 

そうこうしている間の《ぽんず》

 

 

ゆず 「ここは ごはん たべりゅとこ」

 

魔女 「にんげんがね」

 

 

ゆず 「こでは・・」

 

 

魔女 「かじらない!」

 

 

魔女 「のまない!」

 

 

その後・・

 

ゆず 「おかしゃん、おにいたんが よるじゅう ないて 《ゆじゅ》は じぇんじぇん ねむりぇないだかだ ねりゅ」

 

魔女 「おやすみなさい・・」

 

 

《ゆず》が眠ってる間に魔女はそっとここを後にしました

 

 

《ぽんず》は網戸によじ登って外に出ようとしたり

一晩中鳴いているということで

《ゆず》から注意を受けたり叱られたりの日々

 

でも考えてみたら、こういったことは当然の猫の反応ですよね

《ゆず》があまりに賢過ぎなんです

 

 

《ぽんず》、《ゆず》に面倒をかけないで

早いとこ諦めてください