のらねこ軍団は暑さのせいで動きが止まっているため
もっぱらまじょねこ軍団と《ゆず》の話が多くなります
のらねこ軍団はこの暑さの中、動き回って体力を消耗しないよう、みな木陰などに散って動きませぬ
そうやって耐えて秋を待つのです
魔女家での《ゆず》は快活です
子どもだからでしょうか、色々なものに興味を示しております
スマホ好き 
目下夢中なのはスマホの動画
魔女がやるのを見ていてスクロールも覚えました
私がラインをしていると覗きに来て動画を見せて、と要求します
《あみ》と先住猫《ろくちゃん》との動画なんて何十回も見ています
最近それに飽きたらしく、同じ動画が始まると勝手にスクロールしてしまいます
仕方がないからYou Tubeで猫の動画を見せるのですが、画面が小さいから気に入らないらしく、これもスクロールしてしまいます
こちらは《あみ》と《ロクちゃん》の動画
ゆず 「・・」
ゆず 「・・」
ゆず 「しゅくろ～りゅ」
それで、以前に撮ったもので
魔女が丸めた紙を放り投げて《ゆず》がそれを追いかけて咥えて魔女のところまで持って来る、という動画を見せてみました
ゆず 「・・」
ゆず 「・・
」
ゆず 「 
」
ここまで、３回投げてちゃんと咥えて持って来たところで
何かを悟った《ゆず》
この後４回目
追い駆けて行って咥えて、チョッパヤで戻って来ようとして途中で転び、咥えた紙ボールが口から飛び出してあらぬ方向に転がる
慌てて追いかけてまた咥え、今度は調子に乗ってベッドに飛び乗ってから魔女のところに来ようとしたのね
ところが飛びついたベッドから真っ逆さまに落っこちるという失態
それで紙ボールが口から離れ、またしてもあらぬ方向に
それでも必死で紙ボールを魔女のところまで咥えてきた動画の中の《ゆず》
動画が終了したとたん
ゆず 「 
しゅくろ～～りゅ～
」
スマホは猫の肉球にも反応するので横から勝手に操作されて非常に困っています
氷好き 
魔女のコップから手で氷を出しては
舐めとります
マイ ベッド 
魔女 「《ゆず》、そのなかに はいって ねてね」
ゆず 「
」
ゆず 「こやって ねりゅたい！」
ゆず 「こやって ねりゅもん」