《ゆず》と まじょねこ軍団 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

感染症のヘルペスが完治したところで

《ゆず》と軍団が面会を果たしました

・・というより、軍団が《ゆず》の部屋に乱入してきたんですけどね

 

 

《じゃじゃ丸》と

 

 

《びきに》と

 

 

《たぬたぬ》と

 

 

 

の後《たぬたぬ》はいつも通り軽くスキップをしてから

軽くボディーブロウを《ゆず》にかましまして

《ビキニ》にタコ殴られておりました

 

《たぬたぬ》の言い分としては

ボディーブロウ 『家族の印』 なのだそうですが

そんな印、たまったものじゃありゃしない

 

 

今日は《じゃじゃ丸》とらんちしました

 

 

ゆず  ちらっ・・

 

 

じゃじゃ丸  ちらっ・・

 

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

 

私はいまだかつてこれほど利口な仔猫に会ったことがない

利口と言うか・・ わきまえがあるのだ

 

《ゆず》はその小さな体と心で

一日11回の点眼と5回の眼軟膏、そして2回の投薬に10日以上を費やした

そして、それに関して私を煩わすことなど一度たりともなかった

 

内心はほんとうに嫌だったに違いない

だけど《ゆず》はそれを表に出さず、黙って耐えた

 

眼が見えない挙句に嗅覚もなかった

食事を食事と認められず

体力もなくなっていて臭わない食べ物を口にする元気もなく

私は2時間おきにa/d缶を強制給餌した

 

最初こそ嫌がったものの、直に受け入れて

《ゆず》は少しずつ、少しずつ、ゆっくりと喉に通してくれた

 

 

 

覚悟を決めて《ゆず》を渡した《あんず》

そんな親の心を知ってか、《ゆず》は一度たりとも母親を恋しがって鳴くことはなかった

 

眼球は腫れ上がって眼は見えないし、体は弱っていて

そんな時に母親はおらず

それは心細く、《あんず》が恋しかったに違いない

けれど《ゆず》は一度もそうしなかった

 

 

眼が見えるようになり、体も元気になると

その賢さが際立つようになる

 

棒のついたおもちゃで遊ばせていて

後は自分で遊びなさい、と棒を置くと

遊びを止める

 

私が棒を置いた時点でおもちゃが動かなくなるのを知っているから

遊びの最中も、《ゆず》はおもちゃを追いかけながら棒を動かす私の手を見ておもちゃが移動する方向を把握していた

 

夜、隣のベッドで寝ている《ゆず》は毎朝4時くらいに目を覚ます

そうして魔女の方をじっと見つめるのだけど、私はまだ寝ていたい

見詰めても見詰めても魔女が起きないものだから、《ゆず》はそっと片手で魔女の口元を触る

それから・・ また寝る

 

だから魔女は《ゆず》に無理矢理起こされたこともないし

暮らしの中で何一つ煩わされたことがない

 

《ゆず》は様々な場面でいろんな我慢をし

親にも手を掛けさせないで生きてきたのですね