のらねこ日記 ~ けもの道工事始まる ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

家を出て少し歩いた辺りから聞こえ始めたチェンソーの唸り音

 

それは間違いなくおばあちゃんちからであり

魔女は急ぎ足でけもの道に向かった

 

猫捨てオヤジの家の奥から5にんの猫たちが目を三角にして飛び出して来る

1m隔てた目の前では銀杏の大木の周囲に足場が組まれ

何人かの人がチェンソーで次々と枝を切り落としていた

 

私は猫捨てオヤジ側の崖に足を踏み入れ

そこから崖沿いに奥に入り込み、藪の中で5にんの猫たちにご飯を食べさせた

 

その後、けもの道の坂を下っていくと、チェンソーが唸りをあげて響き渡る中

《せてぃ》と《おひとりさま》が迎えに来てくれた

 

魔女 「《せてぃ》、《かーら》と《ぐれ》と《さき》を見なかった?」

 

せてぃ 「《さき》と《ぐれ》は あさ おばあちゃんちにいた 《かーら》はみてない」

 

魔女 「いまは?」

 

せてぃ 「だれも みてない」

 

 

そんな言葉を交わしながら《せてぃ》の住む空家へ

玄関前に腰を下ろし、取り敢えず《せてぃ》と《おひとりさま》の食事を用意する

 

すると・・ 頭上から 

「まじょ!」  「まじょー!」   と呼ぶ声が聞こえた

 

立ち上がって見上げると屋根の上に《ぐれ》がいて 

《おひとりさま》が怖くて降りて来られない《ぐれ》が

「まじょ ぼく おなかへったー!」 と訴える

 

先ず《おひとりさま》と《せてぃ》にご飯を与え

その隙に魔女は別にご飯をてんこ盛りした食器を抱えて空家の敷地からけもの道に出て《ぐれ》を呼ぶ

 

《ぐれ》は直ぐにやって来た

そうしておばあちゃんち近くで藪を見つけ、そこに誘導して食事を与える

何時もの場所ではないので、《ぐれ》は落ち着かない様子で度々顔を上げて周囲を気にしながら食事をした

 

暫く待ったが、《かーら》と《さき》は姿を現わさなかった

 

そうして私は公園に向かった

 

途中地主さんの奥さんと話し

その後《あんず》に会った

 

昨日の《あんず》はほんとうに偉かった

たくさん、たくさん、褒めました

 

 

公園はみなお腹を空かせてガツガツと食事

育ち盛りが多いからね

 

チェンソーの音

おばあちゃんちから公園まで聴こえてた

 

 

話しは逸れるが

それにしてもキャットフードの値上がりが激し過ぎてたまったものじゃない

 

黒缶なんて近所のドラッグストアで¥198で売っていたのがある日突然¥100も値上がりし¥298に

 

Felixは値上がりしてないのかと思ったら、1パウチ70g入っていたのが50gに減っていて、これじゃひとりに2パウチ以上あげないと足りないじゃないか

然も言い訳のように パッケージにNewとかロゴが付いてるけど、前のより食いつき悪いんですけど 

元通りの味にしてくださらない・・?

 

ミャウミャウ3缶パックも¥248から ¥298に値上がり

 

うちののらさんたちが好きなものが軒並みケタ外れに値上がりして

なんか・・ 魔女の頭がものすごく痛いのはそのせいよね

 

 

公園まで聴こえていたチェンソーの音が止んでる

既にお昼を過ぎてしまっていて

伐採は昼休みのようだ

 

帰りのけもの道

《せてぃ》が坂の上から駆けてきていった

 

せてぃ 「まじょ! あたしが あそんだ きが けがしてる!!」

 

魔女はぐちょぐちょの目で見上げる《せてぃ》を空家の庭に連れて行き

ティッシュでその目をぎゅうぎゅう拭いて、抱きしめるしかなかった

《せてぃ》もおばあちゃんちの庭で産まれた子

 

そうして《せてぃ》から顔を上げると、そこには《さき》がいた

何とも言えない顔をして・・ 《さき》がいた

 

私は《さき》の頭をいっぱい撫で、大好きな缶詰のご飯を差し出した

《さき》は泣きながらそれを食べていた

 

おばあちゃんがやって来た

足が痛そうで、ゆっくりと歩いてる

 

私たち、人も猫も一緒におばあちゃんちがあったところまで登って行った

いつの間にか、《さき》や《せてぃ》に混じって《ぐれ》も一緒に歩いてた

 

おばあちゃんが庭に入って行く

だけど猫たちは入らなかった

 

銀杏の木は、おばあちゃんの亡くなった旦那さんが第一子の誕生を記念して植えた木なんだって

だから55歳だって

 

人の・・ 猫たちの・・ 思い出が消えていく

 

明日は、伐採が始まる前に行こうかと思うが

そうすると猫嫌いの猫捨てオヤジがまだ家にいる

 

イチイチ面倒だ

 

《かーら》はどうしているんだろう・・

 

 

今日は落ち着かないのらさんご飯だったので、写真を撮るどころではなく

 

先日撮った《こだこん》の子どもたち兄妹の写真を載せます

 

地主さんご夫婦が面倒をみてくだっているので、ふたりとも元気に成長しています

 

 

瞳の色が美しい《うめくん》

 

 

 

 

とっても人懐こい子

 

 

生まれつき片目が見えない《さくらちゃん》

 

 

 

今日はカジキマグロをたっぷり食べて大満足でした

 

 

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たった今、ZETTONの専務君から電話があり

会社の駐車場に足を怪我した仔猫がいるとのこと

 

保護して連れて来るように言ったけど

どうなるかな・・