今、地主さん一家と魔女は淋しさの真っただ中
特に《しろ》が独り立ちした後、お世話をしてくださっていた地主さんの奥様は《しろ》のことばかりを考えていらっしゃることと思います
ひとりぼっちの《しろ》に幸せになって欲しい
《しろ》がまだ小さい頃からそう思い続けていらした地主さんご夫婦
このご夫婦はそれは心の優しい方たちで
《こだこん》の子、そしてその後に敷地内で生まれた３にんの仔猫を家猫になさいました
毎年産んだ子を連れて来る《こだこん》一家や、敷地内にいるのらさんたちのお世話もなさっておられます
地主さんも魔女も、《しろ》のことばかりを考えています
《しろ》を養子に迎えてもらう方を、以前こちらに住んでいらして引っ越され、読者になっていただいた方が紹介してくださいました
その後里親さんとは何度も何度もラインで話し合いました
初めて猫を家族に迎えるというお話で、生粋ののらさんで大丈夫なのだろうか、そんな心配があったものですから
最終的に先方は家族で話し合われ、《しろ》を迎える決心をしてくださいました
そして、 『《しろちゃん》、大切にします』 と言ってくださいました
新しいお家で、《しろ》はご飯を食べ、ちゃんとおトイレもしたそうです
今日、地主さんが写真を送って下さいました
《しろ》が今よりずっと小さかった時分の写真
それは地主さん宅に迷い込んできた母親のいない小さな仔猫との写真
迷い込んできた仔猫を懸命に心配する《しろ》の写真
地主さんの奥さんと魔女・・
ラインの向こうとこっちで泣いてしまった
上手く言葉にはできなくて・・ 泣いてしまった
奥さんからのメッセージの中に在った言葉
『深い孤独を忘れるくらいの沢山の愛情を味わって欲しいです』
上の写真の後
きょうだいが亡くなってしまったことと悪天候を懸念して地主さんにこの仔猫を早急に保護してもらい
魔女の生徒さんご一家が迎えてくれました
《ふくちゃん》の現在の生活です
先住猫さんに可愛がってもらっています
そしてこちらはクリスマスに里親さんが送って下さった成長した《せてぃ》の子たちの写真
とっても嬉しくて素敵なクリスマスプレゼントでした
《いちばん》改め《きなこちゃん》
《まだらん》改め《しらす》くん
トマト煮を盗み食いしたとこだって
先住猫の可愛いクロ太くんと一緒に
こちらは友人の家に貰われていった、やはり《せてぃ》の子どもたち
《せてぃこ》こと《つくねちゃん》
《ボンチャイ》こと《つたんちゃん》
先住猫の《ドコモ侍くん》と《いちごちゃん》と一緒に
嬉しい画像ばかりです
《しろ》もいつか新しいお家の息子さんに抱かれた写真が見られるといいな
《しろ》
ゆっくり、自然に
家族になっていってください