生後40日目の《ちゃちゃ丸》 | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

《ちゃちゃ丸》が民家の庭でのらのお母さんから産まれて40日が経ちました

 

生後2日間は3にんのきょうだいと共に母親に抱かれて暮らし

3日目にひとりだけ置いて行かれて、その夜はひとりぼっちで過ごした

その後も母親は迎えに来ず

4日目に魔女に抱き上げられた

よく生きていたと思う

 

目も開かず、耳も頭に張り付き、まるでハツカネズミのようだった《ちゃちゃ丸》

低体温に陥った冷たい体の《ちゃちゃ丸》を抱き続けたっけ

 

ミルクが飲めず、15分おきにミルクを口に垂らし続けた日々

目を離した少しの時間で息が止まっているのではないかと怖くて仕方がなかった日々

 

 

目が開き、手先やお腹にも毛が生え出した頃

まさに《まだらん》と《いちばん》を足して2で割ったような容姿に目を見張り

胸が痛くなるほど愛おしくて

必死で面倒をみ続けた

 

耳が立ち、目が見えるようになって

よたよたと魔女に向かってくる姿と

よちよちと魔女を追ってくる姿によって

母親の面影も知らないこの子にとっては私が母親なのだと知らされる

 

だから魔女は《ちゃちゃ丸》を、猫としての性質と本能を重んじて育てた

 

懸命にミルクを飲ませ続け、何とか生き延びてくれて

離乳食に入る頃には

ミルクや離乳食の摂取量のマニュアルを無視して

本猫が欲しがる分だけを欲しがる時に与えた

 

動きが活発になってゆくと

きょうだいで遊ぶことがなかった《じゃじゃ丸》の、遊び相手の魔女の手に立てる爪の強さや小さく鋭い歯で噛みつく強さに容赦がない時は、猫の声で悲鳴を上げてそれを知らせ、加減を覚えさせる

 

そのことは後に魔女家に引き取られた《じゃじゃ丸》との遊びで生かされた

 

そうして《ちゃちゃ丸》は順調に育ち

まじょねこ軍団の見守りもあって、心もまた たいそう健やかに育った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ちゃちゃ丸》の目下のブームは 『なんぐらむ?』

 

《ちゃちゃ丸》が小さな頃から毎日キッチンスケールで計ってきた体重

『なんぐらむ?』 というのはそれを計る時に魔女がつぶやく言葉

 

《ちゃちゃ丸》はそれを覚えて

自らスケールに飛び乗り、魔女が 『なんぐらむ~?』 と言うのを待つ

 

 

ちゃちゃ丸 「・・ ・・」

 

 

ちゃちゃ丸 「まちょ! まちょ!!」

 

魔女 「はい、 なんぐらむ~?」

 

 

昨夜も 『なんぐらむ~』 って、やって欲しくてスケールに飛び乗ってスタンバっていたら

 

 

じゃじゃ丸 「ぎぎ・・」

 

 

じゃじゃ丸 「ぎぎいー!」 (じゃじゃも!)

 

ちゃちゃ丸 「にゃにゃ!」 (だめ!)

 

 

じゃじゃ丸 「ぎぎいーー!!」 (じゃじゃも!!)

 

ちゃちゃ丸 「ぴゃー!」 (いたあーい!)

 

 

ちゃちゃ丸 「ふにゃにゃーー!」 (いたいでしょ!)

 

じゃじゃ丸 「ぎぎぎーー!」  (やだーー!)

 

 

この後《じゃじゃ丸》もスケールに乗せましたよ

そしたらせっかく乗ったのに直ぐに飛び降りちゃった

 

 

《ちゃちゃ丸》は

 

座椅子の背もたれにするすると上れるようになり

 

 

相変わらず《たぬたぬ》や

 

 

《ビキニ》に遊んでもらい

 

 

遊び疲れて眠りこけ

 

 

そして今日も・・

 

ちゃちゃ丸 「まちょ にゃんぎゅりゃみゅ~?」

 

魔女 「おっきい ぐりゃむ~♪」

 

 

 

 

魔女もそろそろ夜間は続けて眠ることが出来そうです