のらねこ物語 ~ 《こだこん親子》それぞれが生きる道 ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

今にして思えば

初めて会った時から、私は《たぬたぬ》がきちんと目を開けた顔を見ていません

 

 

初めて会った日

 

 

その後も

 

 

その後も

 

《たぬたぬ》が大きく目を開いた写真は一枚もありません

 

 

 

 

子供が一人減ってしまった《こだこん親子》

 

 

 

 

 

おや・・ こっそり仲間に入る《ME》

 

最近では昨春に生まれた《こだこん》の子供の《くう》が

昨秋に生まれた《ぐれこ》と《むさし》を遊んであげている姿や

《かぎすけ》や《ME》もここを訪れ、仔猫と一緒にいたりします

 

 

仔猫たちはだいぶ大きくなり、カラスも狙い難くなりました

 

 

この寒さで母親は子供たちを独り立ちさせるのを戸惑い

一時はヘルペスで不調だった仔猫たちも毎日与えた薬が効いて元気になり

体も大きくなって少しずつ冒険を始めています

 

 

《むさし》

 

 

《ぐれこ》

 

目が治ってよかったね

どうか頑張って生きてください

 

 

 

 

魔女家で暮らす《たぬたぬ》

 

 

閉じてしまった両目を開かせて、必死で治療を続けたけれど

既に癒着していた片目は・・ 失明してしまいました

 

けれど、もう一方は失明を逃れられ

小さな頃からちゃんと開けられなかった目が

 

 

今はこんなに大きく開いています

 

 

まじょの側を離れない《たぬたぬ》

 

寝る時も魔女の胸にしがみついて寝ています

 

 

片目になっちゃったけど、度が過ぎるほど元気になりましたよ

魔女が側にいないと酷く怒って、八つ当たりの悪戯が激しい・・

 

 

 

 

《たぬたぬ》はもう、あの頃のように母さんときょうだいと一緒に遊ぶことも眠ることも出来なくなったけれど

 


 

 

 

 

 

 

 

あなたはここで楽しく暮らしましょうね

 

あのままあそこにいたら命はなかったもの

 

家族と離れ、道は分かれてしまったけど

それも運命

 

みんながその場所で幸せを感じてくれたらそれでいいです

 

 

 

 

 

外はみぞれ

のらさんたちはどうしているかと気がかりで、窓の外ばかりを見てしまう

 

早く春が来ないかな