魔女家の《たぬたぬ》と、外のきょうだいたち | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

外は冷たい雨

 

今夜を耐えれば明日はお日様がやって来るよ

 

今日の公園は太陽もなく冷たい限りで

その上、伐採業者が高所作業車で大きな音を立てて公園の樹木の枝を伐採していたので姿を消してしまった猫さんたちが多く、閑散としていた

 

《こだこん》の子供たちは公園から少し離れたところにいるので薬をあげることが出来ると思い、その場所に向かった

 

そうしていつも通りに合図を送るのだが、今日はシンとして気配がない

やはり伐採の電ノコのけたたましさが怖いのか・・

 

《こだくさん》たちの姿を探すうち、藪の中に雄猫がいるのに気づいた

だけどそこは他人の土地、勝手に入って雄猫を追い払うわけにもいかず

時折合図を送りながら待ち続けること1時間余り

 

白とグレーの子が回り道をしてひとりでやってきた

取り敢えずその子に薬入りのちゅ~るを食べさせ、それが終わると食事を与えた

 

更に待ち続ける

 

白とグレーの子はお腹が減っていたようでガツガツとご飯を食べ、親の元へ帰って行った

それで食べ物のいい匂いがしたんだろうね

 

やはりお腹を減らした《こだこん》が、後ろに白黒仔猫を引きつれてやっと姿を現わした

 

《こだこん》の姿を見て雄猫が立ち上がる

 

すると《こだこん》は果敢にも雄猫に向かって威嚇を繰り返した

雄猫は退散し、《こだこん》と仔猫はやっとご飯にありついた

 

 

いやあ、寒かった  というか、冷たかった

手が悴んで感覚がなくなり、薬の小袋が上手く切れなかったもの

 

 

薬を処方してもらってから、一日も欠かさず与えて来た

残るふたりの子供たちを《たぬたぬ》のような悲惨な目に遭わせたくない一心で

 

薬が効いて、仔猫たちの目は回復している

それがどんなに嬉しいことか

 

 

 

 

昨年12月23日の画像

 

 

 

この子はこの後左目が更に悪化する

 

 

12月31日

 

薬を与え始めた頃

 

 

2021 1月10日

 

 

 

 

ほぼ回復した

 

よかった・・

ほんとうによかった

 

 

 

 

魔女家ではひとりぼっちの時間が多い《たぬたぬ》

 

きょうだいといた頃は、一緒に日向ぼっこをしたり

小さな体で土手をころころと転がりながら愉快に遊んでた

 

ここに連れて来られて

時間があれば抱いたり、一緒に遊んだりしているが、いつまでもそうしてはいられない

毎日がどんなにかつまらないだろうと思う

 

 

《ビキニ》が遊んでいるいただき物のおもちゃを

《ビキニ》が もってっていいよ と言ってくれたので、《たぬたぬ》にあげた

 

 

 

 

 

 

今はこれとスーパーボールがおともだち

 

 

魔女が部屋を出ようとすると・・

 

たぬたぬ 「だめー!」

 

 

 

ごめんね、親ときょうだいからあなたを引き離してしまって

だけど こうするしかほかになかったんだよ・・

 

淋しい思いをさせてる分

夜は一緒に寝ている

 

《たぬたぬ》はゴロゴロ言いながら魔女に抱かれてへそ天で眠る