まじょねこ軍団 ~ やかましい子と悩ましい子 ~ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

やかましい子と言えば《ビキニ》

 

あのぷるぷるした不安定な歩き方と、糸のような儚い爪

そして子狸のような小さな丸い目は・・ 

 

いったい どこいった!

 

 

小さな体で魔女にしがみつき

喉を鳴らして あなたなしではいきていけません みたいな目で見つめていたあの子は

 

いまやそこらにあるものはすべて噛みつくか引っ掻くものだと決めつけ

魔女に戦いを挑み

私の立てた膝の上に飛び乗り、高い所から大きな先住猫たちを威嚇するような身の程知らずに育ってしまった

というか、育っていた・・

 

たった1ヵ月弱で

 

朝起きてリビングの散らかりように驚く

散乱したプレメリアの枯葉

どこからか持ち出した魔女のフリースやタオル類

その中に埋まるデジカメとかペンとか爪切りとか・・

 

その上、自我も目覚め

昨夜、もっと あそべ! という《ビキニ》を無視して寝室に行ったら

今朝はリビング内行方不明

呼んでも応えやしない

 

探しまわること15分

 

こんなところにいやがった

 

 

植物が寄せ集められている部屋の隅の一番奥のプランターの中

名前を呼んでもシカト

 

 

朝のニュース番組を見ながら

 

 

《ボンネット》の動向を観察し

 

 

天気予報を見ながら

 

 

《凜》に狙いを定める

 

 

カメラを向ければ

 

殴ってくるか

 

 

引っ付いてくるかだ

 

 

てか、その顎のナマズの髭みたいな白い毛、なんとかならんですか・・

 

 

 

胸の二つは大きくならず、ただ伸びるだけ

だがパンツだけは日に日に大きくなっている

 

いったいどんな《ビキニ》になるんだろうねぇ

 

 

 

 

お母さんは猫捨てオヤジに捕まった子供たちを魔女が連れて行ったことを知っている

あれから毎日けもの道にやって来てはこうして何か言いたげにする

 

だから魔女は毎朝 「心配しないでね 子供たちは元気ですよ」 って話しかけるんだ

 

 

 

 

《ビキニ》の元気を《サンチャイ》に分けてあげたい

 

 

悩ましいのは《サンチャイ》

 

いまだガリガリのまま

少しでも太って欲しいのに、ご飯を飲み込むのに限界があって

 

生きるには何とか・・ かも知れないが、太るにはまったく足りていない

 

嫌がる食事回数を増やしても食べることにストレスを感じ、拒絶するようになると元も子もない

主に頭部と顔面を跳ねられたのだから、どこかに支障があることは確かなのだし

 

焦らずゆっくり食を進め

その他の時間は《サンチャイ》気持ちを少しでも楽しくしてやりたい

 

 

昨夜は寒かった

床が冷たくてね

 

取り敢えず魔女の電気敷き毛布を出してきた

あまりにボロいので家族①に捨てられかけたのを隠しておいてよかった

 

もうすぐ12月、これからどんどん寒くなる

近いうちに小さなホットカーペットを買ってやらないと

一緒に寝ている魔女も寒いしね

 

《サンチャイ》、毎日懸命に頑張ってます