《すがりつきにぃ》が帰って来た夜
『今日ちゃんのお花』がいっぱい咲きました
《にぃ》はこの花の匂いが大好きだって
帰って来た日にそう言った
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はいけい ちずのすけさま と こーえんのみなさま
だまって かえって きて ごめんなさい
にぃ
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・・ それだけ？
もうちょっ何か言ったら？
・・
公園に帰った時みんな優しかったんでしょう
それは《にぃ》にとって嬉しかったんじゃないの？
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はいけい ちずのすけさま
つんでれさま
もりだくさんさま
たてがみさま
がぎすけさまたち
ぼくは もう ずっと こーえんに いなかったのに
ぼくが こーえんに かえった とき
みんなは ぼくが ずっと いたみたくして すごく うれしかったです
だけど ぼく かえってきちゃった
ごめんなさい
こーえんは すきです
ずっと こーえんで くらしてたもん
ちずのすけ、つんでれ、もりだくさん、たてがみ、かぎすけ、みんな
ありがとう
ぼくに やさしくして ありがとう
にぃ
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それでいいの？
まじょ・・ ぼく・・
どして かえったか いいたくない
まじょと いっしょが いいっては いいたくない
だって みんなも まじょと いたいんだよ
だのに まいにち こーえんで くらしてる
ぼくだけ いっしょは ずるいから
ぼくは ほんとは ずるい ねこなんだ・・
そっか・・ わかったよ
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《にぃ》が頑張って帰って来たということで昨日ご褒美が届けられました
にぃ 「こ・・ こでは・・」
にぃ 「むいちもつだ・・」
魔女 「《にぃ》は字の形でわかるのよね 嬉しい？」
にぃ 「うれしい！」
魔女 「公園で会った給太郎さんたちからよ」
にぃ 「きゅーたろさんたちから、ありがとございます！」
にぃ 「まじょ・・」
魔女 「なあに？」
にぃ 「こで、《ちずのすけ》たちにもあげて」
魔女 「あら、食い意地が張ってる《にぃ》がそんなこと言うなんて珍しいわね」
にぃ 「・・そういう ときも あるもん」
魔女 「わかりました」