どうして・・ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

昨日いただいたコメントの返事を

私はいったいどう書いたらいいのかわからず仕舞いになってしまいました

 

すみません

返事の代わりに今日のブログを読んでいただけますか

 

 

 

朝、一番に《にぃ》が駆けて来ると決めてかかって公園入口に立つ

 

《にぃ》はどこかな~

 

あ、あれは《にぃ》じゃない、《ちずのすけ》だ・・

 

公園奥から走って来るみんなの中に、《にぃ》の姿はなかった

 

どうしたんだろ・・

待ちくたびれて散歩にでも行っちゃったのかな

 

以前はたまにだけど、出遅れて森の方から駆けてくることもあったから、そうなのかな

公園奥や森に向かって何度も《にぃ》の名を呼ぶ

 

 

びゃーびゃーとうるさい仔猫組が魔女を取り囲む

取り敢えずご飯にしないと・・

 

猫さんたちご飯を終えるのには30分以上の時間が掛かる

どうにか全員に食べさせ、食事の残骸を片付け、うんち拾いを終えても《にぃ》は姿を現さなかった

 

私は不安な心を抱えてベンチに座り、《にぃ》を待った

 

 

魔女 「《ちずのすけ》、《つんでれ》・・ 夕べ《にぃ》とは一緒だった?」

 

ちずのすけ 「あぁ、おれらと ねてたぞ」

 

つんでれ 「・・そういえば とちゅうで おきて どっかいった」

 

ちずのすけ 「といれだろ?」

 

つんでれ 「だけど かえってこなかったよ  だって ぼく となりにいた《にぃ》が ずっと いなくて さむくなって ちずのすけに くっついたもん」

 

ちずのすけ 「それで あさも いなかったのか・・」

 

たてがみ 「ぼくが よるの みまわりから もどってきたときは 《にぃ》は いなかったよ」

 

ちずのすけ 「あいつ・・ いったい どこに いっちまったんだ」

 

 

魔女は居ても立ってもいられなくなり

荷物の見張り番を《ちずのすけ》に頼んで《にぃ》を探しに行くことにした

 

公園の奥、森の中、《にぃ》の名を呼びながら探し回った

さらに森の奥の階段を登り、公園横の数軒の家が並ぶ住宅地に向かった

 

そこは《にぃ》が生まれたところであり

長い年月を共に過ごした三毛猫との思い出の場所であり

ずっと《にぃ》を可愛がってくれた人たちが住むところだ

 

その道を歩き回っていると

《にぃ》を可愛がって美味しいご飯をあげてくれていた家があって

そこの前にご主人が立っておられるのを見つけ、駆け寄る

 

「すみません、一昨日に以前こちらでも可愛がっていただいていた白黒の子を公園に帰したんです、 その後この辺りで見かけませんでしたか」

 

ご主人は驚かれ、一度も見かけていないと仰った

 

 

いったいどこに行ってしまったんだろう・・

あの子は公園と公園横の住宅地以外の場所に出ることなぞ決してない

 

《たてがみ》のおかげで平和がもたらされている公園には誰かをを虐めるようなよそ者もいない

だからこそ保たれた秩序の中でみなが仲良く暮らせているのだ

《にぃ》がここで嫌な思いをするなどということは決してあり得ない

 

どこかにいるはずだ

どこもかしこも探しつくした魔女は公園に戻り、ベンチで《ちずのすけ》たちに囲まれて《にぃ》を待った

待ち続けた

 

 

 

 

魔女が常になく無口になっているので、公園組の誰もが同様に静かだった

仔猫たちでさえ私の顔を見上げるばかりで、いつものようにふざけることさえしない

 

 

 

 

さらに不安が募る

 

携帯が鳴る

家族①からだ

帰りが遅いので心配しているのだろう

 

そう思って電話に出ると

 

 

家族① 「魔女   ・・《にぃ》が いる」

 

魔女 「え・・ どこに」

 

家族① 「玄関前に・・」

 

 

混乱した頭を抱えたまま、公園組のみんなを撫で、荷物をまとめて家路を急ぐ

こんな時もけもの道軍団の仔猫たちはしつこく、急いた気持ちの中で彼らの話を執拗に聴かされる

 

 

やっとの思いで家に着き、リビングのドアを開けると・・

《にぃ》は お気に入りのテレビ台の上でぐっすりと眠っていた

 

 

 

 

 

公園から魔女家までは決して近くない

 

公園から出たことがない《にぃ》はいったいどうやって魔女家まで辿り着いたのか・・

 

 

 

家族①が庭でこんなのをみつけた

 

昨夜《にぃ》が寝ていたと思われる場所

 

 

 

 

昨日は私が深く愛した《故・ジョン ブリアン》の誕生日(出会った日)

その前の日は彼の命日だった

 

《ジョン ブリアン》は魔女の旅行中に急性腎不全で亡くなった

憔悴し、長い日々を後悔の中で送っていた魔女に

彼は 『後悔は時間の無駄』 と夢の中で諭した

 

 

私は《にぃ》のことで何をどう後悔すべきなのか

これはどういうこと・・ と いまだ困惑の中にある魔女です