本日未明
《バニャ1号》は自らの意志を通し、息を引き取りました
生まれた日はわかりませんが、この春で9歳になるはずでした
それまで篭っていたコタツから出て、魔女の机の下に行き床の上でじっと動かず
それは苦痛の余り気持ちが悪くなったためで
暫くすると吐き
同時に痙攣が起きました
急いで抱き寄せると痙攣は止みました
《バニャ1号》は私の胸の顔を埋め
そのうち心臓の鼓動が止まる
それからも暫く息は続き
それは時に溜息のようであったりもしました
吐く息は途切れ途切れとなってゆき・・
《バニャ1号》はその名を呼ばれながら
私の腕の中で安らかになりました
私は今日、どうしても朝から家を空けねばならず
それは家族に関する重要な用事であり
今日は《バニャ1号》には家族①が終日付き添うことになっておりましたが
私は《バニャ1号》にはもう時間が残されていないことをわかっていましたので
彼女の最期を看取れない覚悟を決めなければならないことで
一晩中、心を針で刺される思いで過ごしておりました
《バニャ1号》をこの腕の中で看取ることができました
これまでに例を見ぬほど意志の強い子でありました
昨日来はたくさんのコメントをありがとうございました
お返事は儘なりませんが
《バニャ1号》を抱いて、そのひとつひとつを何度も読み返しました
《バニャ1号》に対して深いご理解と優しいお気持ちをありがとうございました
心より感謝致します
《バニャ1号》が観た最後の月
《バニャ1号》が旅立った今朝の空