《ばにゃ1号》の決心 | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

実は《うめさん》と平行して《バニャ1号》の体調がかなり悪かったのです

 

これまでにないほどの食欲を見せていたのが

晦日から食べ物をまったく口にしなくなりまた

 

どうしても食べようとしないまま1週間が過ぎ

病院に連れて行き、取り敢えず治療をして貰ったのですが芳しくないので

一昨日入院し、検査をし、治療もしましたが・・

検査結果があまりに悪かった

それまであんなに元気で食欲も旺盛だったので、検査結果の数値に頭が眩みました

 

強制食餌も薬も拒み、静脈点滴も功を為さず

 

私たちは翌日また昼間の治療に連れて行くかを深く悩みました

 

朝になっても心を決めきらずにいるところに

先生から 今日はどうしますか、と連絡が入り・・

 

 

 

自分の足元で子供を産んだ《バニャ1号》を、その子供たちと共に家に連れて来たのは家族①で

家族①は、免疫不全の《バニャ2号》や、体が弱かった姉妹の子、故・《ライガー》、《レオポン》、《ひな》の面倒を良く診たし、診ていました

 

散々悩んだ末、家族①は言ったのです

 

もうどこにも連れて行かない

ここで看取る・・ 

 

 

 

もう10日以上食事を拒否している《バニャ1号》

その間の強制食餌もガンとして受け付けません

 

それをしようとすると、歯を食い縛り

終いには食い縛り過ぎて唇から血を流すのです

 

シリンジで流し込む薬も、口の中に溜め込んで決して飲み込もうとはしません

 

私はそこに《バニャ1号》の強い意志を感じ取っていました

 

『子供たちの所に行く』  ・・という彼女の決意

 

 

 

《バニャ1号》はふたりの子供たちに先立たれています

《ライガー》と《レオポン》、共に免疫不全で他界しました

 

その時の《バニャ1号》の気持ちは如何ばかりであったろうと・・

 

そうして昨年、《ひな》がこの世を去りました

《ひな》は《バニャ2号》の子供でしたが、子育てを放棄したも同然の母親に代わって《バニャ1号》が乳をあげて自分の子供たちと共に育てました

 

《バニャ1号》は素晴らしい母親でした

しかし立派に育てた子供たちに先立たれるという悲しい現実を背負って生きなけらばならなかったのです

 

 

『子供たちのところに行く』

 

その決心は強固で

私たち家族はその思いを認めざるを得ません

 

見守るしかないのだ

それは胸に刃物を刺されるように辛いものです

 

 

《バニャ1号》の決意はもっと早い時期になされていたようでした

 

しかし、《すがりつきにぃ》が現れたことで、彼女はその決心を先延ばしにしたのです

 

長い年数を自由な公園で生活していた《にぃ》が、皮膚癌を患ってやってきた日

ケージの中の《にぃ》を見詰める《バニャ1号》の姿がありました

 

かつて、彼女の優しい子供たちが『見守りたい』を作ってそうしていたように

 

 

 

長くなるので続きにしますが

 

《すがりつきにぃ》を家族にし

慣れない家の中生活に《にぃ》も魔女も葛藤し

その後《うめさん》を保護し

重病の《うめさん》との生活

そして、《バニャ1号》の決意

 

病気の《うめさん》を体で抱きながら

《バニャ1号》の悲しみを心に抱き

 

その間、内外の猫たちの世話もあり

《しゃま》の心配もあり

 

このところずっと、みなさまのところに訪問できていません

 

それでもこうしてブログを書くのは

魔女が関わる猫たちを、自分の家族のように思ってくださる読者様方がおられるから

 

《にぃ》の様子をみながら

《うめさん》を胸に抱きながら

《バニャ1号》を必死で説得しながら

やるべきことが多すぎて、少しの時間を利用してとぎれとぎれに書いたりしながら

猫たちの思いを伝えたくて、ここまできました

 

 

今は《バニャ1号》から離れられません

のらさんのお世話は家族①と交代でやり、《バニャ1号》には常に誰かがついている生活です

 

 

みなさまにお越しいただきながら、不義理を致していること、お許しください