《ユリぼうず》から目が離せない
頭も身体も右に傾き
右に傾いた顔はゆらゆらと揺れ、眼球も常に左右に揺れている
《ユリぼうず》が寝てる隙にブログを書いてるのだが
1回にご飯を少量しか食べられないため、お腹が空いて直ぐに目を覚ますので大変
《ユリぼうず》
首を振ろうものなら右に倒れてしまい
歩き出すと同じ場所でグルグルと円を描くばかり
倒れた拍子に硬いものや角に頭や目をぶつけたら大変だし
トイレに行きたくても、水を飲みに行きたくても
ただ同じ場所をぐるぐると廻っているばかりだから、トイレの位置もわからず、粗相をしてしまう
《ユリぼうず》が動き出したら何をしたいのかを聞きたいところだが、本猫は喋るのも辛そう
それで、たぶんこれだろう、ということをさせるのだが
顔が揺れているものだからご飯を食べるのも容易ではない
だから一日中側にいて
夜も《ユリぼうず》の隣で眠って、動き出したら介添えをする
尋常じゃない《ユリぼうず》の様子に軍団も心配でならない
凜 「・・ ・・」
チャンドラ 「ゆりちゃん だいじょぶなの・・」
バニャ1号 「私が側にいるからね」
ユリぼうず 「・・」
バニャ1号 「側にいるから・・」
ユリぼうず 「・・」
バニャ1号 「魔女、私が《ユリぼうず》につてるから下の子のとこ行ってきな」
魔女 「ありがとう じゃあちょっと《にぃ》の様子を見てくるわね」
バニャ1号 「・・」
ユリぼうず 「・・」
今日は仕事が休みだった家族①に《ユリぼうず》を見ていてもらい
魔女はののらさんご飯に走った
こんな日に限ってのらねこ軍団は異常にお腹を空かせており
昨夕は例の夕食担当のお兄さんは来なかったようだ
来られない時はそう言え、つってんだろうが!
猫たちが通う動物病院は月曜休みで
今朝、のらさんご飯を大急ぎで終わらせ、《ユリぼうず》と《にぃ》を病院に連れて行く
《ユリぼうず》は点滴とステロイドの注射をしてもらった
本来ならこの状態では気持ちが悪くて吐くものだが
《ユリぼうず》は目が見えないので吐かずに済んでいる
《にぃ》は元々今日が経過観察日であった
《にぃ》の経過は良好であったが
慎重な見地からすれば、浸潤が完璧に取れたかといえば、断定は出来ないとの新たな所見があった
どんよりとする心と《にぃ》を抱えて診察室を出る
家に着いた途端
《ユリぼうず》のぐるぐる歩きが始まった
子供用の円形プールが欲しい・・
帰宅後、酷く嫌がっていた《にぃ》のカラーを取ってみる
にぃ 「やったーーー!!」
にぃ 「もー さいこー!!」
にぃ 「まじょ ありがと~」
にぃ 「ほんとうに ありがとうございます!」
耳の糸を引っ掻く様子は見られないので、暫くそのままにしておいたら
ご機嫌で毛繕いをし始めた
それにしても・・ 疲れる