お兄さんと船長さん、そしてお詫び | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

先ずはお詫びから

昨夜とんでもない間違いをしてしまいました

 

家庭教師の仕事から帰って来て、のらちゃんご飯まで多少の時間があるから少しブログを書いておこうと思ってPCを開き、書き始めて間もなく突然襲ってきた睡魔

これはダメだ、かなり疲れてるわ・・ と思い

ぐらぐらの頭で記事保存を押した・・ つもりだった

そのままデスクの椅子から床に崩れ落ち、眠ってしまった

 

それでものらさんご飯は意識の中にあり

起きなければ、起きなければ、と思うんだけど、疲れすぎて身体が動かない

薄っすらと目を開けて時計を見たら22時をまわってる

 

大変だ! と思っても頭の中身がまた寝落ちてしまう

22:30くらい、必死で身体を起こし、猫さんご飯をバッグに詰めてよたよたと家を出て

みんなのご飯を終わらせて家に戻ったら

開きっ放しのPCの画面に 『アメンバー限定公開』 の文字が・・  うえっ!!

 

ごめんなさい

アメンバー申請してくださった方々

開けっ広げの魔女が限定記事っていったいなんじゃろ! と思われたでしょう

 

魔女が記事を消したのに気づいて申請を取り下げられた方々、ご面倒をお掛けしました

 

みーちゃんママさん

桜ふぶきさん

取り敢えずアメンバー承諾しました

そのうち魔女の信じられないようなカミングアウト記事をアメンバー限定で載せますからねあせる ウソウソ

 

何はともあれ、誠にすみませんでした!!!

 

 

 

 

 

お兄さんと船長さん

 

 

 

船から見えた伝説の『王位石』が見たく

旧野首教会からそちらに向かおうとしたが、なんだか道がわからない

 

それで船着場まで戻って建物の中にいる役所の人? (いまだに誰だかわかってない ← 知る気がないんだろ!) に道を尋ねることにした

 

この人が何故ここに待機しているのかというと、行方不明者が出たらわかるように・・ だと魔女は思う

 

何しろ道はあるような、ないような

しかもマムシはいるし、本来この島にはいなかったイノシシも海を渡ってやってきて繁殖してるし

何より島の殆どの場所で携帯が繋がらない

 

わくわくするぜ!

 

何たってその森の奥地に入り込むわけだから

 

 

で、役所の人? ← (面倒なので以降は 『お兄さん』 と呼ぶ) を見つけて道を尋ねると・・

 

そこにいた知らない男の人が

「行っちゃダメだよおー! そこまでは危険過ぎるからー」 

 

誰? 

 

チャーターで誰やらを運んできた船の船長さんだって 

 

で、お兄さんも 「行くのはやめてください」 って

 

それでも行きたいな・・

 

すると、お兄さんが 「廃屋を見ましょう」 と言って野崎集落跡を案内してくれた

先ほどの男の人 ← (以降 『船長』 と呼ぶ) も賑やかしくしながらついて来たよ

 

真面目なお兄さんと、トッポイ船長さん

まったく真逆なキャラのこのふたりの噛み合わない会話が絶妙で

 

私たちは廃屋の集落を通り、最後までこの島にひとり残っていた神主さんの家にたどり着く

 

カソリック教会だの神主さんの家だの、いったいどんな島なの? って思うよね

 

 

この島にはかつて3つの集落があって

 

船着場の辺りにはこの島で最も古い 『野崎集落跡』 があって、その住民は島の北端にある沖ノ島神社の氏子たちであり、神官家を中心に結ばれた村民の絆は深かったという

 

島の中央には昨日の教会の周辺に存在した潜伏キリシタンが暮らした 『野首集落跡』 があり

 

南端には、その昔小値賀の廻船問屋が外国から宣教師を連れて来て住まわせたというやはりキリシタン村 『舟森集落跡』 がある

 

 

 

野崎集落は、村人が去った後もひとり残ってこの屋敷で暮らしていた神官が2001年この地を離れたのを最後にここは廃村となり、そしてここは無人島となった

 

 

 

野生の鹿さんにじろじろ観察されながら廃墟を歩く

 

 

 

 

お兄さんと船長さんに導かれて門の閂を上げ、神官家の門を潜り

どうぞお上がり下さいとのことで、屋敷にがらせていただく

 

 

周囲を廃屋に囲まれる中、この屋敷だけは燐島・小値賀の人々によって大切に保存されている

 

 

 

 

 

 

 

 

昭和の雰囲気漂う部屋で・・

 

けいこちゃんが箪笥に貼られた一枚の古ぼけたシールを見つけ

「わあ! 懐かしい!!」 と喜んだ

どうやら、けいこちゃんが子供の頃のヒーローらしい

 

そこからシール話が広がり

船長さんが子供の頃流行ったアイスについてくるビックリマンシールを集めるのに

シールだけ取ってアイスは捨てた話をすると

 

真面目なお兄さんはたいそう驚いて

「アイスを捨てたんですか!」 って

「捨てたね~」 と船長さん

 

そのうち何かの経緯からけいこちゃんが絵を描く話しになって

そうしたらけいこちゃんが、「こちらが先生なんです」 って言ったものだから

そこからはお絵かき話しになり

 

船長さんが 「自分も絵を描くんだ!」 と自慢げに言い出し

昨日書いたという絵をスマホで見せてくれた

 

・・なんじゃこりゃ

蛇・・ビワ・・鷲・・鹿・・カラス・・ まだまだ続いてる

それは紙に黒サインペンで順番に書かれたもので

 

昨夜、酒を飲んで仲間としりとりをし

それを絵にかいたんだと!

 

どういう宴会だぇ?!

 

それにしてもかなり素朴な絵だったなぁ

本人は大自慢してたけど・・

 

 

 

 

 

 

そうしたら

お兄さんも、自分も是非見てもらいたい絵があるという

「この家で偶然自分が見つけたものなんですよ!」

と、すごく嬉しそうにして

「こっちです! こっちに来て下さい!!」 と、魔女を連れて行く

そうして、居間と台所の仕切りのところまできたら

 

お兄さんはちょっともったいぶってから

上の写真の茶箪笥?の右裏に隠れたようになっていた仕切り戸を

ジャジャーンって感じで引っ張り出した

 

「これでっす!」

 

こ・・ 子供の落書き・・ じゃねーか!

それも幼児のね 

いったい何が書いてあるかわからんもの

 

 

「これは舟ですね!」

 

そうなのか? それは舟なのか・・?

 

 

要するにお兄さんは

そこに戸があるのを見つけたこと

そして、それを引っ張り出してみたらここに住んでいた神主さんの子供のむか~しの落書きを発見した

そのことがこの上なく嬉しかったらしく・・

 

 

そんなお兄さんと

昨夜仲間内で酒を飲みながらしりとりをして遊んだ船長さんに

 

私は大変好感を持ちましたっ!

 

 

 

 

           台所です  ← 見りゃぁわかるわ

 

 

 

 

 

屋敷隣の神殿横にあった石が黄昏た誰かさんみたいで気になる私

 

 

 

御神殿でございます

 

 

 

 

そして魔女は屋敷のどこぞにジャケットを忘れましたっ

 

 

外に出た後、ちと寒いぞ、と思った魔女 「わっ! ウインドブレーカーを忘れた!!」

 

お兄さん 「それなら神殿の前の廊下にありましたよ」

 

魔女 (もっと早く言わんかい・・)