私はまだ名前のないのらちゃんはみな《にゃんにゃ》と呼びます
もう・・ へとへとであります
昨日のお話のふたりの仔猫はおばあちゃんが手懐づけ、家の中でご飯を食べるようになっておりました
それで、いつも一緒にいる大の仲良しのふたりの仔猫たちがリビングに入ったところを、おばあちゃんがガラス戸を閉めて家に閉じ込め、捕まえようとしたわけで
しかしおばあちゃんの予想に反して彼らは大抵抗を致し
どうにも手が出せないおばあちゃんは魔女に援助の要請をしてきました
見知らぬ女の登場にさらに逃げ回る仔猫たち
当たり前だわ
それでも何とかひとり捕まえましたが
もうひとりが見つからない
どうしてかって言うと
おばあちゃんちが散らかりすぎてるの
散らかっているっていうか、物が多過ぎる
どの部屋も歩くのも儘ならないほど物が溢れているのですよ
然も、すべての部屋の戸はないか、または開け放されていて
その戸は普段閉めないらしく、まったく動かない
それは風呂場もトイレも同様で、押入れには丈の短いカーテンが引かれているだけ
つまり、仔猫はどの部屋にも自由に入れるし
さらに部屋の隅はビン類やなにやらががたくさん置かれていて、小さな猫は隠れ放題
わからんよ・・
これじゃ絶対にわからん
やっと見つけても、素早く逃げてどこかに隠れる
その行く先を追おうとしても、溢れるほどの物が邪魔でどこに逃げたかさえわからない・・
とにかく物が散乱していて何も見えないの!
それからも何回も行ったのよ
《にゃんにゃ》を仲良しの兄弟と一緒にもらって欲しくて
そして今日が最後の日
午前中は公園組のご飯があるから、午後一番、ふたりの援軍を頼んで捕獲に望むことに
3人いれば絶対に捕まえられる自信がありましたよ
おばあちゃんにも昨日そのことを伝え
明日までは絶対に仔猫を家の中にいれて置いてください、とお願いを致しました
で、今朝は早めに家を出て、公園組のご飯を終わらせ
出来る事なら《にゃんにゃ》に一刻も早くきょうだいを会わせてやりたく、午前中、ひとりで捕獲に挑戦しようと思いおばあちゃんちに寄ったところ
出てきたおばあちゃん曰く
「子猫なら今朝出て行きました」
「はい?」
「もう家にはいないんです」
「どうして・・」
「おじいちゃんが朝にあちこちの窓を開けるんですよ、それで出てっちゃったの」
ショックで言葉も出ない
今日までは絶対に外に出さないで、ってあれほど言っておいたのに
・・年寄りを責めても仕方ない (責めたいけど)
高まる感情をぐっと堪える
ただ・・ ひとりぼっちになって
さみしい、さみしいと鳴く《にゃんにゃ》の声が聞こえてきて・・
《にゃんにゃ》はひとりで養子に行くことになりました
《にゃんにゃ》は男の子でした
これは捕獲から丸一日が経った昨日の《にゃんにゃ》の画像
この時私は、翌日には必ずきょうだいを連れて来るつもりでいたのです
《にゃんにゃ》を抱きながら写真を撮っているので上手く撮れていませんが
《ふぁふぁ》も《とらたん》もお世話になった小部屋
彼らの時はキツキツだったのに・・
ちっちゃいな《にゃんにゃ》
ゲージに入れたら閉じ込められた感がハンパなく、中で暴れるので直ぐに出しました
すっかり懐いて、ものすごく大きくごろごろを鳴らすんです
くつろぎ中
おまたパッカ~ン
お腹を撫でて欲しいといいます
膝に乗せると喜んでふざけ
指に噛み付いてきます
それでもちゃんと痛くないよう手加減してくれているんですよ
舐めてくれたり、噛み付いたりの繰り返し
これが延々と続くので
いい加減にしなさいよ
わかった・・
夜、ベッドにもぐり込むと
猫小部屋にいた《にゃんにゃ》が一生懸命によじ登ってきました
そうして手にしがみつき、「いっちょ・・」 と言います
驚くのでフラッシュなしです
最も、黒い子にフラッシュはダメですしね
それで《にゃんにゃ》と一緒に寝ることになりました
《にゃんにゃ》は魔女の体にぎゅうぎゅうくっついて
やすみなさい
こんな小さな子供でものらちゃんの肉球なんだね・・
眠りました
ぐっすり眠ったのでフラッシュで撮ってみました
夜が明けて・・
おはよう、《にゃんにゃ》
続きます