《ぶす》の血まみれ事件は早くも迷宮入りか | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

昨日ちらっと触れた《ぶす》の血まみれ事件の詳細ですが・・

不明です びっくり

 

 

その前にお伝えしたいことがあります

住宅部東の駐車場から《たんぽぽ》の姿が消えてからというもの

そこにいた猫たちは次々といなくなってしまい

 

魔女は毎晩車止めのコンクリに座っていなくなった彼らを待ちつづけていました

 

そんなある夜、駐車場に向かう獣道で、《ぶす》に出会います

出会うというか、そこで魔女を待っておりました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ぶす》は毎年冬の間は姿を消し、ほんのたま~に姿を見せるくらいで

暖かくなると毎晩現れるようになります

 

 

そんな《ブス》は魔女と一緒に駐車場に向かいます

誰もいない駐車場

そこで魔女を見上げる《ぶす》を撫でていると

 

 

ぶす 「だれも来ないのか?」

 

魔女 「誰もいなくなっちゃった」

 

ぶす 「どうして?」

 

魔女 「《たんぽぽ》がいないから・・」

 

ぶす 「・・ ・・ そうか」

 

魔女 「《ぶす》は 知ってたの?」

 

ぶす 「・・ ・・ しってた」

 

魔女 「そっか・・」

 

 

ぶす 「おれ さがしてみるよ」

 

魔女 「もし みんなに会ったら、魔女が待ってる、って伝えてね」

 

ぶす 「わかった」

 

 

 

それから2日後、駐車場には《ぶす》と一緒に駆けて来る《しゃま》の姿がありました

その翌日には《らぶ》もやって来ました

 

《ぶす》が彼らを探し出して

魔女が待ってるって、話してくれたんだね

 

この1週間は駐車場のはいつもこの3にんがいます

 

 

 

 

《ぶす》(左)と《しゃま》

 

 

 

 

 

《しゃま》・・ ずいぶん汚れちゃったね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一昨夜、駐車場に足を踏み入れると《ブス》がひゃーひゃーと鳴きながら駆け寄って来ました

一緒に駆けて来るはずの《しゃま》は車の下にいます

 

 

いつも通り魔女の足にまとわりつく《ぶす》

そんな《ぶす》の体を撫でるとべとり・・ と

手がねっとりと濡れたのです

 

思わずしゃがみこんで《ぶす》に顔を近づけると

《ぶす》は喜んで鼻先を舐めてきます

 

違う! 体を見せて

でもそこは暗がりでよく見えない

 

それで街灯のある場所に連れて行き、見てみたら体が赤く見えました

街灯といってもそこだけだし、とっても高い所ある電球はほの暗く、詳しく見えない

 

手探りでそっと体を触ってみるも

私の手が赤く染まるだけで傷らしきもの見当たりません

 

 

当の《ぶす》は体を触られて超ご満悦

喉を鳴らまくって体を預けて甘ったれてきます

 

とにかく元気なのでその夜は諦め

昨朝もう一度駐車場に行ってみました

 

そこにはおろおろと落ち着かない《しゃま》と

魔女がいつも座っている縁石に寄りかかるようにして赤い《ぶす》がおりました

《ぶす》は魔女を見るとまた鳴きながら駆け寄ってきました

 

 

《ぶす》は赤く

 

おかしいでしょう

赤い猫

 

 

すがり付いて甘ったれてくる赤い《ぶす》を抱え、体を隅から隅まで点検する

古い傷痕はあるものの、これと言って怪我もない

口内をくまなく見てみるがそこも異常なし

 

ならば下血・・

それにしては血痕はきれいだ

 

吐血・・

 

吐血か!

・・吐血で全身血まみれになる?

血を吐きながら体を舐めまくった?

 

 

《ぶす》を抱えて医者にまっしぐら

 

・・異常なし、って

 

いったいそれは・・

 

 

何の血だい!

 

でなきゃ、誰の血だい!!

 

 

喧嘩した?!

 

そういうのやめて

ほんと、喧嘩とかやめて

 

 

《ぶす》にはそう言っておいた

 

 

 

赤い猫はおかしいから

体を拭いておいたけど

 

真相は不明

 

《ぶす》は何を聞いてもへらへらするばかりで

触れまくってごひたすら機嫌

 

そして魔女はこの騒動で疲れて候