家猫希望につき | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

 

うっかり車に撥ねられたのらちゃんの《うっか》

 

 

結局よそ様が《うっか》目的で仕掛けた捕獲器には《かって》が入ってしまい

避妊手術が出来ないまま

先月初め、2度目の出産をいたしまして (子供にはまだお目にかかっていません)

 

一日に何回もご飯を食べに参ります

 

 

 

それがある日突然何を思ったか私に懐き・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その上

こんな感じになっちゃってましたよね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リビングのドアを空ける度に部屋に入って来るし

それ以外はドアの前で中の様子を伺っているので

 

ドアを開けると足元にいる《うっか》を踏みそうになっちゃうわけで

 

 

 

 

 

 

今日も今日とて

 

 

 

 

またいた・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

うっか 「おへや はいります!」

 

魔女 「だけど、あなたこの前《凜》と《バニャ2》をぶったじゃない・・」

 

うっか 「もう ぶちません」

 

魔女 「とか言いながらついぶっちゃうでしょう」

 

うっか 「なら みてて」

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言うと《うっか》はタカタカと部屋に足を踏み入れ

 

最初にやって来た《バニャ1号》の顔にスリスし

 

《チャンドラ》にもスリスリをし

 

そうして《ボンネット》にも同様にし

 

 

 

 

 

 

うっか 「ぼんちゃん、おはよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うっか 「ね、ちゃんと ぶたずに できたでしょ」

 

魔女 「・・」

 

うっか 「だからさ」

 

魔女 「だから?」

 

うっか 「わたしも ここで くらす」

 

魔女 「え・・ どこで暮らすって?!」

 

うっか 「ここ、 ここの ここ」

 

魔女 「ここは猫がいっぱいいるのよ、知ってるでしょ」

 

うっか 「だから ちゃんと れんしゅう してる」

 

魔女 「なんの・・?」

 

うっか 「いっしょに くらす れんしゅう」

 

魔女 「どこで」

 

うっか 「この いた(ドア)の まえで」

 

魔女 「どんな練習・・」

 

うっか 「ぶたない れんしゅうとか」

 

魔女 (なに? ドアの向うでここで暮らすためのイメトレしてたってこと?)

 

うっか 「わたし もう おへやのこと だいたい しってる」

 

魔女 「・・」

 

うっか 「だから ここで くらしたい」

 

魔女 「子供はどうするの?!」

 

うっか 「おひさま なくなったら つれて くる」

 

魔女 「や、やめて・・」

 

うっか 「どして?」

 

魔女 「子供たちは慣れない場所に知らない猫がいっぱいいて、しかも人間もいるから怖がるわよ」

 

うっか 「いいきかせる」

 

魔女 「無理よ」

 

うっか 「・・」

 

魔女 「ここに入ったらもう外には出られないのよ、わかってる?」

 

うっか 「それでもいい」

 

魔女 「無理だから」

 

うっか 「あきらめないから・・」

 

 

 

 

 

 

そうして・・

こうして廊下にいるよ

 

子供たちのところに帰りなさいよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猫って・・

色々考えてんだ

 

生活のこと

子育てのこと

 

 

いや

だけど無理よ

 

もう無理だから