《とらたん》の病気のこと Ⅰ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

 

昨夕、ブログをUPした後、目眩を起こしてしまいました

 

のらねこ軍団の食事を家族①に頼み

すぐに目眩の薬を飲んで13時間を眠り続け

今朝は何とか回復して参りました

 

あぁ・・ 気持ち悪かった

 

 

 

 

 

 

 

《とらたん》のお話

取り敢えず明日で終りにしようと思います

 

 

ひとつだけ

どうしても書いておきたいことがあって

 

それは《とらたん》の病気についてのこと

 

 

 

 

《とらたん》が息を引き取って

私は《とらたん》を胸に抱きながら

潰されそうな心でその口を開けさせてもらいました

 

 

 

 

 

 

 

《とらたん》は決して口の中を見せてはくれなくて

口が痛いのか、あくびも途中までしかせず

口の側に手や物を持っていくだけでひどく嫌がって逃げ出していました

 

 

 

《とらたん》を保護して、最初の診察の時も口を触られることを異常に嫌がりました

 

 

これまでに《とらたん》の口の中を診たのは先生だけで

それは去勢手術で麻酔が効いている間のことでした

 

以前に書いたとおり

《とらたん》の口内は腫瘍に侵されていました

 

 

 

 

しかし、今年に入った頃から、《とらたん》の口のまわりが綺麗になってきました

それまでは時々出血していたり、よだれが出ていたりすることがあったのですが、それがまったくなくなったのです

 

食欲もあって、ご機嫌も良かった

 

私はその前だって楽しく暮らしてくれていたし

食欲もあったから

《とらたん》が癌だということを忘れ始めておりました

そう思いたかったのかも知れませんが

 

 

 

それが4月に入る頃から突然痩せ始め

どんなに食べても太るどころか、どんどん痩せてゆくのです

 

 

血液検査の結果、腎不全と著しい貧血

あんなに食べているのに貧血だなんて

 

骨髄が血液を作り出せなくなっているのかも知れない

 

 

 

もっと細かな検査をするためには

大きな病院に入院し、輸血をしながら原因を突き止めてゆくしかありません

 

そうして輸血をする時、《とらたん》は勿論のこと

病院で飼われている輸血用の猫さんも麻酔をかけられます

 

 

私は・・

私はいくら《とらたん》が大切だからといっても

他の猫さんを犠牲にしてまでのそれはどうしてもできなかった

 

どんな猫さんも、みんな同じに喜びや哀しみの心を持った子たち

 

だから私にはできなかった

 

私がやらなくとも

病院にいる輸血用の猫さんは、今日も誰かのために自身を犠牲にしているかもしれない

 

けど、私はそれに加担できない

どうしてもできません

 

 

 

 

最終的には、癌からの繋がりで様々な二次要因を鑑み

治療が不可能に近い口内の癌であるため 

これ以上の治療は止め、苦渋の思いで緩和治療に切り替えました

 

当初は痛み止めをシリンジで口内に入れていましたが

何かを口に持ってこられることを激しく嫌がるため

 

一時でも《とらたん》に憂鬱な心で在ってはもらいたくなく

傷み止めを注射に替えました

 

 

自宅で私が点滴、注射をする日々が続き

ついに《とらたん》が食欲を失くします

 

 

部屋には

弱ってゆく《とらたん》を見守り続けるしかない悲しい私たちがおりました

 

 

 

 

つづく