《バニャ2号》の逆襲 | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

 

《とらたん》

 

 

今日はぼく、《とらたん》が、《バニャ2号》の脱走騒動の結末についてお伝えします

 

この言い方は 「ニュースを言う時はこんな風に言うといいよ」 って《インドラ》がぼくに教えてくれました

 

 

 

2回寝た前(金曜日)の夜です

 

まじょはいつも通り、いっぱいのご飯を抱えて《たんぽぽ》たちのところに出かけました

そしてまたいつものように、《ユリぼうず》はまじょが出かけたことでドアの前で泣きわめいてて

それでぼくはいっしょけんめに《ユリぼうず》を説得して猫ふとんに誘導しました

 

やっと《ユリぼうず》が静かになった頃

廊下から鳴き声が聞こえました

 

 

《バニャ2》だ!

 

 

ぼくたちはみんなで一回顔を見合わせてから廊下の方を見ました

 

部屋にいた家族②が立ち上がってドアを開けると、《バニャ2号》が急いで入って来ました

《バニャ2号》はすごくきょどっていて、入ってくるなり、そこらへんを忙しそうに歩き回ってご飯を探しました

そして、僕らの食器に片っ端から顔をつっこんで、その中に残ってるご飯があったら食べ始めました

 

みんなはそんな《バニャ2号》の側に行って、体やお尻の臭いをかぎまくりました

そやってみんなにたかられても、《バニャ2号》は、みんなを引き連れるように食器から食器へと移動しました

 

食器のみんなが空になると

《バニャ2号》はあったかいカーピェットの上でごろんと横になってくつろぎました

 

 

それからだいぶして、まじょが帰って来た音がしました

ぼくらは 帰って来た! と思っていっせいにドアの前に行きました

 

まじょの足が階段を上がる音をさせたら

《バニャ2号》は急いでこたつにもぐりこんだ

 

そして、始めっから脱走なんてなかった風にしました

 

 

 

ぼくらは《バニャ2号》のことをまじょに言おうとしたんだけど

まじょは空になったバッグを部屋に放り出して家族②があったかくしてたお風呂に入り

やっと戻って来たと思ったら、いきなり《ユリぼうず》を抱いて寝ちゃった

 

まじょは朝のちょっと前までリビングで寝てたんだけど

お腹が減った巨大猫の《ひな》が とり肉欲しさの嫌がらせでまじょのお腹に乗ったものだから

苦しくなったみたいで、目を覚まし、よたつきながら寝室に行ってしまいました

 

 

 

それで、次の朝ぼくが言うまで《バニャ2号》が帰って来たことを知らなかったんです

 

ぼくは起きて来たまじょに 「《バニャ2号》が帰って来たよ! こたつにいるよ!!」 って言った

 

 

でもまじょはそれを確かめません

 

「ふふん、私が勝ったな」  ってつぶやいて、にやついただけ

 

 

《バニャ2号》はこたつの中で、ひっそりです

 

 

 

まじょは、柔らかくていい匂いのするご飯を食器に入れて手だけでこたつに突っ込みました

ちょっとしてから、また手でだけでその食器をこたつからだすと、全部食べてありました

それで、もっかいそうしたら、それだってまた食べてありました

 

 

 

 

しばら~くして、《バニャ2号》がこたつから出てきた

まじょが知らんぷりしてたら、《バニャ2号》はまじょの後ろで鳴き始めました

 

まじょはそっと後ろに手を伸ばして背中をよしよししたの

《バニャ2号》は一回びくっとしたけど、そのままなでられてた

 

それでまじょがゆっくり《バニャ2号》の方を向いて

今度はお尻とんとんをしようとしました

《バニャ2号》は逃げないでじっとしてます

 

 

ぼくは、《バニャ2号》はやっとまじょを嫌いがるのをやめたんだ~  ってほほえましく思ってそばで見てました

 

で、まじょがお尻とんとんを始めた時

《バニャ2号》はごろごろ言いながらお尻を きゅっ! って持ち上げたの

 

 

そして  ぶっ! ぶぶーー!! って・・

 

2回おならをしたんだ

 

 

それはもう・・

めっちゃ臭くて

 

そばにいたぼくは体をひねりまくって逃げ出した

 

ちょっと離れて見てたみんなも、もぉーーーっと離れた

 

 

うっ! ってなって、手が止まってしまったまじょを見上げ

《バニャ2号》は

 

 

「まじょなんて大っ嫌い!!」 って言って

 

 

急いでこたつにもぐりました

 

 

 

ぼく・・

 

 

どっちが勝ったんだろう・・ ってなった

 

 

 

 

 

 

今日の《バニャ2号》です

 

 

 

 

 

鼻でグイグイ押して《ユリぼうず》のお腹にもぐり込もうとしてます

 

 

バニャ2号 「《ユリぼうず》・・」

 

ユリぼうず 「はいはい」

 

 

 

 

 

 

 

 

バニャ2号 「私、《ユリぼうず》のことだけ、大好きだからね」

 

ユリぼうず 「・・そうなのね」

 

 

 

 

 

 

 

 

バニャ2号 「大好きだから なめちゃう! ぺろぺろぺろ」

 

ユリぼうず 「こそばいな・・」

 

 

 

 

 

 

《バニャ2号》は《ユリぼうず》のことが大好きです

こたつから出てくると、《ユリぼうず》にくっついて離れません

 

 

ぼくにはそれのこんきょがわかりません