昨夜の住宅部東
ひとりぼっちの仔猫は声を枯らしてはいましたが元気です
最近は引退したボスが仔猫と一緒にいてくれることが多くなりました
石投げおやじの家の隣の工場が仔猫の住処ですが
おやじは強か脅しておきましたので大丈夫
猫に石を投げるような人間は所詮臆病者ですから
駐車場では、昨夜も《ぶす》が《たんぽぽ》と一緒でした
彼らと遊んでいたら、２ヶ月振りに《らぶ》が現れましたよ
《らぶ》は魔女が差し出したご飯も食べず
「《とらたん》は・・」 と聞きました
《とらたん》のこと、一生懸命に説明しましたが
《らぶ》がわかったのかどうか・・
黙ってどこかに行ってしまいました
痩せてはいなかったからどこかでご飯を貰っているのでしょう
ただ・・ 大好きな《とらたん》と過ごした駐車場が
《らぶ》にとってはひどく辛い場所となってしまったことは確かです
《ふゆこ》の息子の仔猫も果樹園近くの納屋から遊びに来てくれました
この子は金属の棒に靴紐を結んだおもちゃを気に入って
ひとりで棒を引きずりまわして嬉々として遊んでいました
昨夜は大変でした
《あきお》もやって来て、みんなで魔女を送って途中まで行った所でまた遊んでいたのですが
そんな最中、暗がりに他所の猫がいるのをみんなが発見
《たんぽぽ》以外の猫たちがその猫を取り囲んで唸り始めました
その猫は体を斜めにし、耳を頭に押し付けて仰け反りがちに固まっています
《たんぽぽ》はちょっとオロオロしており
そうして魔女が近づいてみると
みんなの向うに灰色の体が見えました
ちょっと離れたところに住むボスも灰色
ここまでやってきたのか、 と思いつつ
それにしても・・ 、ボスがこんなに怯えるか？ という疑問が湧いて
覗き込んでみると
その猫は魔女を見上げて一生懸命に鳴き始めました
・・その可愛い声は
え？ 《つんでれ君》？！
「《つんでれ君》？」 と呼びかけてみると
唸るみんなの隙間から《つんでれ》がしゃがむ魔女の足元に駆け寄り、両足の間に入り、靴の上に乗ってぎゅっと丸まってしまいました
公園では夕方に他の人がご飯をあげてくれることになって
このところ魔女は昼間だけ行っています
魔女はみんなに 「《つんでれ》君を公園まで送ってくるからね、今日はここでさよならね」 と声を掛け、《つんでれ》を促してふたりで歩き出しました
歩いている間中、《つんでれ》は大はしゃぎでした
脇の石垣の上に跳び乗ったり、飛び降りたり
走ったり、待ったり
その先から公園に行くのには、長い階段を上って正面から入るか、果樹園の横の道を登って回りこみ、裏から入るかですが
階段の下で、《つんでれ》は 「ここから行くでしょ」 と確かめます
いつも魔女が正面口から来るからです
長い階段を、隣で登る《つんでれ》は何度もこちらを見上げます
公園に入ると《ちずのすけ》と《ぼすもどき》が駆けてきました
《オダギリ君》と《すがりつきにぃ》はお腹がいっぱいになって茂みの寝床で寝てしまっているようです
ベンチに座ると、ぎゅっと寄りそう《つんでれ》
これは・・ 直ぐには帰れない雰囲気
っそれから魔女は、《つんでれ》たちと鬼ごっこをして遊び
疲れからと言ってベンチに座れば猫たちは膝の奪い合いです
時は１２時を過ぎて・・
魔女 「《つんでれ君》、どうしてあんなとこにいたの？」
つんでれ 「まじょが いる きもち した」
魔女 「それであそこまで来ちゃったの？」
つんでれ 「うん・・」
愛おしいな
けど、とっても寒いし、もう寝なさい、とみんなの頭を撫でて魔女は立ち上がりました
公園組が見送る中、公園を出て長い階段を降りると
そこには先ほどの駐車場組他１０にんほどの猫たちが集結していて、みんなで階段を見上げていました
うぅ・・
まだ帰れないのか
みんなと一緒にまた駐車場に行き遊ぶ
遊ぶ
遊ぶ・・
とうに１時を過ぎた
《たんぽぽ》と《ぶす》に行く手を阻まれながら、再びの帰路
昨夜は
何だか
すちゃらかんな夜でした
昨夜はカメラを持っていなかったので、残念ながら写真なしです
そんなこんなの挙句
今日は駅に行ったついでに隣接の区役所に 『ここではコネがまかり通るのかぃ！』 （地域振興課）とか 『猫の権利』（保健衛生課）とか
文句を言いに行ったりしていて皆様の所への訪問遅れております
誠にすみません A=´、｀=)ゞ
あ、私、決してクレーマーではありませんよ
例え相手が行政であろうと、どう考えても理に適わないことや、許せないことがあれば時に喧嘩腰になっちゃうだけなのことです