昨日、《とらたん》がリビングに引越しをしました
《とらたん》は知らない猫がとっても苦手
これまでののら時代はあちこちで虐められて放浪の身でした
そんな《とらたん》を受け入れてくれたのが《ふぁふぁ》と《たんぽぽ》だったのです
そうして《とらたん》に恋した女の子も現れ・・
でも《とらたん》は重い病気になっちゃって・・
魔女家にやって来ました
やっと去勢手術や検査が終って
早くリビングに連れてきたかったのだけど
元旦はリビングに人が集まるのでやめました
《とらたん》は猫以上に人が怖いのです
虐められたからね・・ 人間にも
魔女 「《とらたん》、今日はお引越しだよ」
とらたん 「おひっこし・・ なに？」
魔女 「ここから違うところに行くの」
とらたん 「《たんぽぽ》 とこ？」
魔女 「違うの、ここのすぐそばよ」
とらたん 「あめ くる？」
魔女 「雨来ないよ」
とらたん 「かぜ、くる？」
魔女 「寒い風も来ないよ」
とらたん 「・・」
魔女 「《とらたん》とおなじ 猫がいっぱいいるの」
とらたん 「え・・」
魔女 「だけどね、だ～れも虐めたりしないのよ」
とらたん 「・・」
魔女 「ほんとうよ、《とらたん》の嫌がることは誰もしないよ」
とらたん 「・・そんなことないもん きっといじめるもん」
魔女 「誰もいじめないよ、 それに《インドラ》もいるのよ」
とらたん 「《いんどら》・・ まいにち きたねこ？」
魔女 「うん、毎日《とらたん》のお見舞いに来た猫よ」
とらたん 「・・」
魔女 「大丈夫だから」
ゲージの用意ができました
見守りたいも準備ＯＫ
今は隊長の《ライガー》はいないけど、隊員はこれまで経験からその道のプロです
チャンドラ 「新しくたい員になったの！」
魔女 「よろしくお願いしますね」
チャンドラ 「あい！」
チャンドラ 「なだかなぁ・・」
チャンドラ 「まじょ、《たらたん》まだ？」
魔女 「ちょっと待ってて、お薬飲ませたら連れてくるからね
それとね、《たらたん》じゃなくて、《とらたん》だから」
《とらたん》がやって来ました
愛用のベッドからどうしても出ようとしないので、そのまま入れました
とらたん （ここ どこ・・）
インドラ 「ようこそ、《とらたん》、ここは安心のところだから何も心配しないでね」
凜 「私は《凜》、ってうの、よろしくね」
とらたん （これは・・ おしっこのとこ）
インドラ 「それ、トイレっていうんだよ」
さて・・
《ふぁふぁ》の反応はどうだろう
仲良しの《ユリぼうず》と《インドラ》にくっついて・・
そっと《とらたん》を見ています
《ふぁふぁ》 目を瞑っちゃった
ちょっと混乱してるみたい・・
まじょねこはもう話し合うことをしなくても新しい猫に対応できるようになっています
最初に感じよ良く挨拶をした後は誰も《とらたん》を見ようともしません
それは《とらたん》を警戒させないためです
まじょねこは、まるで《とらたん》が見えてないかのように日常を振舞います
そんなまじょねこの様子を、《とらたん》が不思議そうに眺めます
ほんとうに不思議そうに
そうして一夜が開け
今朝の《とらたん》です
とってもリラックスしてますね