続・《インドラ》の憂鬱  | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


昨夜、《インドラ》とお話をしてみました


《インドラ》の原因不明の病気の話は1回で終わるはずだったので

今日のタイトルには取り急ぎ 『続』 をつけときました



《インドラ》は・・  「おうちが楽しくない」 と言いました


「どうして?」 と訊ねても  


「わかんない・・」 と答えます



昨日《インドラ》が 『新品』 に こだわったことで

魔女には思い当たったことがあります



それはご飯のこと


歳を取ってしまった《ジンジン》はいまやすっかり我儘になり

日によって食べるものがコロコロ変わります


昨日は喜んで食べていたのが今日は食べない

それの繰り返し


その上、ササミ棒や高級缶詰しか食べないので、《ジンジン》は一日で¥1000分を食べることもあるのです

これは魔女の食費の何倍だろ


それでも全く太らない《ジンジン》を見ていると、何だか空しくなったり・・



話は戻りますが


《ジンジン》は事情があって只今カリカリが食べられず

《インドラ》もまたカリカリを殆ど食べない猫です


それでふたりとも缶詰やパウチのご飯になるんだけど



魔女が思い当たった節は


このところずっと《ジンジン》の食べ残しを《インドラ》に与えていた、ってこと


高級だから食べ残しでも喜ぶだろうと思っていたのですが

前日のがあったりもするし・・



魔女 「《インドラ》、ご飯の時が楽しくないんじゃない?」


インドラ 「べつに・・」


魔女 「魔女気づいたんだ、 《インドラ》、ご飯の時間になると毎回 「お外に出る」 って言うでしょ」


インドラ 「・・」


魔女 「楽しみなご飯の時間にお外に行くって変じゃない?」


インドラ 「だって・・ 行きたくなるんだもん」


魔女 「ご飯食べないで?」


インドラ 「べつに 欲しくないもん・・」


魔女 「どうして?」


インドラ 「わかんないよ」


魔女 「そうか・・」



そう、このところ《インドラ》はご飯の時間になると外に行き

みんなが食べ終る頃まで戻らないのです




昨日の夜食には《ジンジン》の食べ残しじゃなくて

新しい缶詰を開けてあげました


《インドラ》は魔女の足元から見上げ

缶詰を開けるのを見詰めていました



はい、どうぞ



わあ!



それは缶切りで開けるタイプの安い缶詰だったけど、新品でした

《インドラ》は目を輝かして喜びました



ただそれだけのこと・・


魔女は他の子の食べ残しを《インドラ》に押し付け

《インドラ》の心を傷つけてしまいました


《インドラ》

ほんとうに ごめんなさい


今日からは残り物じゃなく、新品ご飯です


贅沢はさせられないけど

どうか楽しく食べてください








魔女 「そういえば《インドラ》、お手紙にはなんてかいてあったの?」


インドラ 「『インドラちゃんのキティーちゃん吐きに感動しました。 これからも頑張ってください』 って書いてあった」


魔女 「・・」


インドラ 「あと 『プレジェントを気に入ってください』 って」


魔女 「よかったね」


インドラ 「うん! よかった!! 魔女、僕、お外で遊んでくるね! プレジェントはちゃんと隠したから」



       
                   いってらっしゃい!