転落騒動の顛末 ~ 《ひな》の日記 ~ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


この前、私はテリャスから落っこちました


どうしてそうなったのかは覚えてません


落っこちたとき、私は猫の本能でかれーに(華麗に)着地しました


かれーに着地したんです!


その時のことは覚えてます


先ず、きき足を地面に着き

そのままもひとつの足を着いて

かれーに体をふんわり落とす予定


でも・・

きき手が グギッ って


私は 痛っ! って


おかげで体はにゃにゃめになって、地面にお腹をぶつけてしまった


いったい何がどうなったかわからない

だから冷静になるため、そこにじっとしときました


でも心は焦ってて

そのうち、自分の状況がわかって、家にかえらなきゃ、ってわかった


それで、あたりに気をつけながら

そして、体をぐにょぐにょさせながら玄関に向かいました


前にも落っこちているから道順は知ってます

玄関はそぐそこです (見えてるし・・)


それで玄関に行ったら


閉まってる!!


私は びえーー!! ってなりました


どーしたらいい?!


どーしたら・・


鳴いたらいい?


玄関にいると丸見えだから、早く考えなくちゃいけません



そいえば・・

まじょはのらちゃん公園に行くって言って、お出かけしたんだった


それで私たちは 『やっちゃいけないことをやるごっこ』 をしよう! ってことになって

みんなでバカふざけをしている最中にこうなったんだ



玄関前で・・  鳴いちゃだめ


こういう場合はかくれてひっそりする本能が猫にあります


私はまた体をぐにょぐにょさせて、落っこちたところにある草の茂みの奥にかくれました


玄関へ行く階段

上るときはまだよかったけど

下るときはちょー辛かった

めちゃくちゃ体がぐにょぐにょになりました



ずーっとけいかいしながら茂みにかくれて

私はしょんぼりしました


手・・ 痛いな 痛いな


手がどんどん痛くなって


痛くて、痛くて眠れもしません  (警戒はどうした)



ずっとそうしてたら・・


車の音だ!

まじょ帰って来た!!


でも、動けません


まじょが車の戸を閉める音

2階ドアの鍵を開ける音

家のドアを閉めて、リャビングのドアを開ける音

全部聞いてました


まじょ、ここ来て! とひどく思いました


するとまじょはすぐにリャビングのドアを開けて、閉めて

階段を降りて・・


玄関に来た!  


玄関開いた音した!!



そしてまじょがこっちに来た


今こそ鳴きます


ふぇふぇ・・ って、小さな声で鳴きます

それはけいかいしてるから  (こういう場合は大きな声で鳴きなさいよ)


私の前を行きかけたまじょが、こっち見た! 


        (鳴き声が聞こえたからじゃなく、あまりにデカい猫が目立ってうずくまっていたから)



まじょが駆け寄って、私を抱き上げました


痛ーい! 痛ーい!!


私は泣きました


まじょは抱き方を変えて私をお部屋に運びました


私はリャビングノ床に降ろされ


時々倒れながらお母さんのところに急ぎました


すると育てのおばさん(バニャ1号)が駆け寄って来て



いきなり私を殴りました パンチ!



それで私は倒れてしまいました


私はそのままそこでゆっくりしました


まじょが私の痛い手を検査しました


ちょっと痛かったけど、検査は大事だからと言われたから、がまんしました




この後から、私の痛い手はどんどん太りました


太りすぎてもう床に着けません



それでもご飯を食べたり、お水を飲んだり、おトイレもしなければなりません


そのうち私は

いっこの手を床に着かないで歩いたり

猫ハウスに飛び乗るプロになりました



でも痛いはやっぱり痛いから・・


こういう時はひとりになって、ごろごろ言って直すのが猫の本能です


私は本能のいうことを聞いて、ひとりになります

猫ハウスの中とか

シロクロヤマトの宅急便の中とか

ギズモハウスとか



         

                      例えばギズモハウス      


         ピンクギズモに変な毛が生えたみたいで気味が悪い・・



でも・・ ひとりぼっちはさみしすぎた



それで私はそこから出て、《ライガー》の入院場所に移動しました


ふたりだったら淋しくない


ねこぶつだんの下の《ライガー》寝室で共同生活です




※ 《ひな》のその行為は《ライガー》にとって迷惑以外のなにものでもなく・・

なぜなら、あの巨体のせいで《ライガー》はフリースの毛布から、その横に置かれたビニールの猫の トンネルおもちゃを畳んだ上に押しやられてしまったから




手はどんどん痛くなって  (右手です)

もっともっと太りました


それで私は辛そうになりました




           私 「まじょ・・ 手がこんななった・・」


           魔女 「暫く動かないで我慢してなさい」




                    私 「うう・・」




そんな私を、お母さんが心配します




              バニャ2号 「《ひな》、大丈夫?」


              私 「だいじょうぶじゃない・・」

 



           バニャ2号 「お手手をなめてあげるからね」


           私 「そっちの手じゃない・・」




あれから・・


まじょ、あれから何回夜来た?


12回くらいかな


・・それいっぱい?


うん、いっぱいの夜が来たよ



いっぱいの夜が来て、私の足は痩せました


もう《ライガー》と一緒の生活もやめました


もうすぐテリャスにも飛び乗れる感じです



やめてっ!!