火曜日の夕刻
所用で出かけた先の大きなアパートメントの裏山で
そこに暮らす猫ちゃんたちと出会いました
だれ・・
だれ・・
だれ!
私はまじょと言います
怪しそうに見えますが、決して怪しくないですよ~
ねぇ あっちに むし いるよ
虫食べてるの?
何か食べ物を見つけたみたいね
ここでひとりの猫が駆け寄って来ました
ねぇ、こっちに来てごらん
そう言ってこの子はまじょに先立って歩き出し
その小さな山のてっぺんまで行き
そこから細い道をちょっと下って
辿り着いたところは誰もいない小さな公園
人影もないその公園の
ベンチにこの子とふたりで腰掛けて
一緒に見た夕刻の風景は実に美しいものでした
空には美しい三日月が輝き
今の時期、月は西に見えるので、東向き雛壇住宅のまじょ家からはなかなか見えません
それがとっても淋しかったので、この月を見た時はほんとうに、ほんとうに嬉しかった
目の前には夕暮れの富士がシルエットを映し出して
じきに金星が輝きだし
少し北に目を移すと、そこは美しい夕焼け
森の不思議な白黒のらちゃん
今日は大好きな月を
そして素敵な景色を見せてくれてほんとうにありがとうございました
またあなたと一緒にここで空を見たい
また来たら会えますか?
うん! あたし まってる
嬉しいお返事でした