再び始まるアホな毎日 ~まじょ編~ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

魔女が年に一度だけマシな服を着るので名高い展覧会が終了し

今日から再びいつも通りのアホな日々が始まりました


今日はねぇ

マジでどうでもいい! って読者様から怒声が飛びそうな

くっだらないけれど、如かしてそれがふつうの魔女の一日を書くぞ



朝、遅めの起床で軍団からこっぴどく叱られる


軍団の朝食

我儘な《ジンジン》と、虚弱な《ライガー》の食事に手をやき、終了まで1時間を要する


展覧会前に、これもやはり我儘な医者から月末に来い、と言われていた事を思い出し

行くかどうか迷いつつ月下美人の鉢ををテラスに移動


それに関連付けて、暖かくなったから衣替えかよ・・ とか

部屋の模様替えかよ・・ とか

メダカの水の取り替えかよ・・ とか

猫も模様替えかよ・・ とか

どんどん連想して頭がバグる


月下美人を3鉢テラスに移動させ、その葉にカイガラムシを発見したところで

お茶ノ水博士をゲッソリと痩せさせて然も姿勢を悪くしたような医者の顔を思い出す


たいした用事でもないのになんだよ・・

とか思いながらも、今後のこともあるから行ってやるか、と思いなおす


また出掛けんのかよ! って顔の軍団に すまぬ、と頭を下げ

家の中の何もかもが中途半端のまま

ちゃんとパスモを持ち、時間がないからスッピンで、ついでの生ゴミを持って家を出る


最寄の駅周辺は春休みということもあり、いつも以上に混雑していることを予想し

その隣の沿線駅に向かう


パスモは家族①のだし、ケースは家族ちぃがプレゼントしてくれたジョン ブリアン風の猫型でとっても大事だからね~ と気をつけてちゃんとしまった


しかし、途中でパスモがないことに気づく

魔女、慌てる

家に戻る

探す、探す、探す、

ない・・


外に出る

先ほどゴミを捨てたゴミボックスを

あさる あさる、あさる

ない・・


さらにボックスから自分ちのゴミを出して必死で結び目を解く

自分ちのゴミ袋の中を

あさる、あさる、あさる

ない・・


近所の人たちに不審がられた挙句のパスモなし


そしてもう時間もなし


そのまま また沿線の駅に向かう


パスモがないから切符買う

行き先を間違えないように細心の注意を払って電車だか地下鉄だかに乗る


病院で待たされる

うんざりだ

あの野郎・・ とか思う


待合室は混んでいて、ろくに座る場所もなかった

狭いけどちょっと空いている所を見つけ

そこにいたおばさんに (ちょっとそのバッグ、自分の膝に乗せなさいよ) と無言でガンを飛ばし、座席確保


待っている時間が余りに長く

所在無いのでバッグをいじる


あら、こんな所にファスナーがあったんだ~!

と開けてみる


パスモ・・ が見えた


おかげで世の中で最も信用ならないのは自分だと確信した



待つこと1時間40分

診察室入室


おい、先生どんだけだよ

『すまん』 じゃねえよ


2分で終わりかよ

『気になったからさぁ』 じゃねえよ


時間返せよ

もう当分来ねえからな


意味のない、診察ともいえない、どうでもいいことで時間を無駄にし

ご機嫌ナナメで電車だか地下鉄だかに乗って地元に戻る



駅を出たら、早くのらねこ軍団のところに行かなくちゃ、の一心で走る

人のいない迷路のような道ばかりを選んで走るから余計に時間がかかる


そうだ! 桜並木を通って帰ろう!


と、弾んだ気持ちで向かって行ったら

そこが長い区間で工事中

通行人はいないが桜並木は工事の人でいっぱい


思わずぞっとして手前の道を曲がる

そこは急坂の山を越えなければならない

それでも人がいるよりマシだから、白い山桜を観ながら坂道を駆け上る


頂上を過ぎたくらいのところで、向うから人間の集団がやってくるのが見えて

思わず道を逸れる


そしたら 迷っちまったよ!



もうそこは誰も通らないような道

ただひとり、ゴミを持って家から出てきたおばさんが

スカートのファスナーを上げずに開いたところを片手で押さえてゴミを出していた


そうか・・

その様子からすると、ここの道は殆ど人の姿はないのだな


安心して闇雲に走る

走る、走る、歩く、 ちょっと走る、歩く、歩く・・


最後はよちよちしながらやっと見覚えのある場所に出た



家に辿り着くと気持ち良さ気に午睡を貪る軍団


彼らは魔女に向かってちょっとだけ眠そうな顔をあげ


そんなに息を荒くしてどうしたの~  っていう目で見てくる


なんか・・ 憎たらしい



そのまま急いでのらねこ軍団のご飯を用意し、公園へ向かう


たった5日でまだ蕾だったソメイヨシノが満開に













公園に足を踏み入れると

《ボスもどき》が駆け寄る

《オダギリ君》が走って来る

森の猫たちも次々と駆け下りて来る


しかし・・

《サンボ》だけは怒っていた


5日間も来なかったんだから怒ってても仕方ない・・


茂みから出てこない

声を掛けても無視を決め込む


だけど、公園でみんなと賑やかにしていたら

柵の間から顔を覗かせた


そうして、みんなか離れたところで今度は後ろ向きに座ってる




              怒っていて、目も合わせてくれない《サンボ》




       

               《オダギリ君》はお花見してる





       このところバッグの見張り番が板についてきた《つんでれ君》



《サンボちゃん》、最後にはペトって体をくっつけて許してくれた



夕方、家に着く頃にはさすがの魔女も喉の渇きを覚えていた


今日はいっぱい走ったもんな・・


冷蔵庫に貰い物の紅茶のペットボトルが入っているのを思い出し


よく冷えてそうじゃないかー!


っと一気に飲んだら・・



浅漬けの素だった (=◇=;)