魔女が公園に行く度に枯葉のベッドが増えてる感じなのは・・
錯覚ですから~!
丸まって眠る冷たい夜が過ぎて
お日さまが射し始める冬の朝は
みんながうれしい きもちになれる
くろまるこ 「あたちも おひじゃに のりたいな・・」
くろまるこ 「あたちも おひじゃに のりた~い」
くろまるこ 「あたちだって おひじゃに のりたい」
くろまるこ 「あたちも おひじゃに のりたーい!」
くろまるこ 「ひぇ!」
それでも諦めない《くろまるこ》
くろまるこ 「やっぱ あたちも おひじゃに のりたい・・」
ここで、《くろまるこ》のしつこさに負けた《サンボ》が膝から降りる
くろまるこ 「やったあー! おひじゃだ~!!」
そこへやって来た大先輩の《オダキリ君》
「ぼくも おひざに のりたいんだけど」
それを聞いて膝からズルズルと滑り落ちるように《くろまるこ》がどいた
オダギリ君 「どうもね」
くろまるこ 「しぇっかく のったのに・・・」
そんなこんなで、なかなかお膝に戻れない《サンボ》
魔女の目の前でちょっと苛々
サンボ 「なによっ! なにさ!!」
まわりには・・
《サンボ》がはしゃいでると思ったのか、一緒にはしゃぎだす《ツンデレ君》
あら、なんだかいつも落ち着き払っている《おかん》まではしゃいじゃってるよ
うきゃきゃ~~~!!
うきゃきゃ! うきゃきゃきゃ!!!
冬のお日さまはのらちゃんたちを嬉しくさせます
天気が良い、というのは公園や森の のらちゃんたちにとって、私たちが思うよりはるかに素晴らしいことなのです
ここの子たちは住宅地ののらちゃんたちと違って 雨、 露、 雪、を防げません
公園にはベンチがありますが、板の間は隙間が空いていて
ベンチ上の日除けは高く、雨や雪は容赦なく吹き込みます
そんな日は木陰で身を潜め、やり過ごすしかないのです
だから雨が降れば濡れるしかなく、雪が降れば背中に積もります
天気予報に一喜一憂する魔女です
自然界では雨が降らないのも困るけど
ここ暫くは晴天が続く、という予報に安堵していたら
今朝の予報ではその後雪になるかも知れないと・・
また気を揉むことになりそうです
みんな強く生きるのだぞ!!