ふれあい吉日 Ⅱ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


魔女がゴミを拾っていたら、突然《すがりつき君》が飛び出して来た


夢中でゴミ拾いをしているうちに、気がついたら彼らの寝床に近づいていた


向うでゴミ拾いをしている子供たちに声を掛ける

彼らは言われたとおり、《すがりつき君》を驚かさないようにそおっとやって来た





    あきちゃんとなっつちゃんに交代で撫でられる《すがりつき君》 

    その向うはついて来た《きよわ君》





           だけど、その他の猫たちは用心深く・・





           こちら、《おかん》の子供の《かんた》




         シングルファザーの《黒丸》と子供の《まってる》




           「まじょー! まじょー!」 と呼ぶ《かんた》




       
           すがりつき君 「これ あつめてくれたの?」

     

     魔女 「そうよ、いつも寝床にごみが放り投げられて嫌でしょう」

          

           すがりつき君 「うん、ねてると とんでくる」


   魔女 「ごめんなさいね、 人間がだらしなくてみんなに迷惑掛けちゃって・・」





すがりつき君 「わああ~~~い! こんやは ごみのなかで ねなくて いいんだあーー!!」



用心深い猫たちはみんながいると出て来ない

そこで魔女が残って彼らにご飯をあげ、みんなには公園に戻ってもらう



子供たちがいなくなって、出てきたみんなにご飯をあげる


《すがりつき君》を始め、多くの猫が冬の寒さで風邪をひいて、目ヤニが酷く、鼻は詰まってしまっている状態なので口からはよだれを垂らしている


ティッシュをベンチに置いて来てしまった私は、彼らの目ヤ二を手で拭き、鼻のまわりにこびりついて固まった鼻汁を剥がし、軍手でよだれを拭った


彼らがご飯を食べているのでゴミ拾いを中断し、私たちはお昼にすることにした




ついてきた《すがりつき君》、私たちのランチに加わる

魔女の卵焼きとウインナを食べ、さらに子供たちからも肉やら魚やらを貰っている



公園は相変わらず色々な人がやって来るので、結局猫さんたちは誰も来なかった

先ほどまでいた《キリット君》と《きよわ君》も、心無いおじさんに追われてどこかに逃げて行ってしまった


食後、私たちは再びゴミ拾いを始めた




この時点で拾ったゴミ

果樹園方面にはまだゴミが散らばっていて、それは帰り道に回収することにした



のら猫たちを目の仇にする人たち

ゴミを捨てる人には石を投げないんですか?



子供たちが遊び始める


コンクリート塀によじ登り

高さ5m位、長さ50m位の途中で湾曲した塀の上を続く幅40cmを、右と左に分かれた子供たちが双方から走り、出会ったところでじゃんけんをして勝った方が更に進み、負けた方はスタートラインで待っている次の子が進んで出会った所でまたじゃんけん

そして先に相手の方に行った方が勝ち、という遊び

下を通る人々が 「ハラハラするわね」 と彼らを見上げる


散々塀の上を駆けて遊んだ後は広場で缶蹴りが始まった


そしてその後は警官と泥棒遊び




   戻って来た《きよわ君》、人目につかない植え込みに入り

   「ここが ぼくの ねどこ」 と言って、自分のお部屋を教えてくれた



そこには銀色のポリエチレンシートがいくつか敷かれている

夜に来て彼らを可愛がってくれている優しいお兄さんが、猫たちが寒い冬を凌ぐために置いてくれたようだ


例のおっさんは、そのお兄さんが工夫して作ってくれたビニール製の猫の水場も壊した



まいちゃんが 「これ見て」 と鉄柵を指した


そこには公園管理局の注意事項が書かれており

その中に・・


『いきものに餌をあげたら、後片付けをしましょう

(鳩、カラスには餌を与えないでください)』    


という項目があった


それまでは 『猫に餌を与えないで下さい』 とあったのに・・


もうこそこそとしなくて済む

私たちはうんとはしゃいだ



       




そうこうしているうちに日が傾いてきた

そろそろ帰りましょうか


帰り道もゴミを拾った




          こっそり見送ってるつもりの《かんた》




          こっそり見送ってるつもりの《日の丸》





    写真に写ってる子も写っていない子たちも、みんなご苦労様でした!



大人が捨てたゴミを子供たちが拾い集める


捨てた人たち

恥ずかしいと思いませんか



ゴミは魔女家に持ち帰って分別する

臭いんだ、これが・・