日曜日の魔女家 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


日差しは暖かそうに見えるが・・ 騙されちゃいけない


いったい いつまで寒いんだぃ!


部屋の中でパーカーにフードを被って過ごす日曜日

取り立ててな~んもない日曜日


そとでわにゃわにゃと泣き喚く雄猫の元気さが恨めしい日曜日



朝からTVで科学的鰻の養殖やら、鮪の養殖やらを観てしまい

吐き気がしてしまった


科学の発展は人間のためか

何でも人間優先なんだな


そこまでして食を求めなくたっていいだろうに


長い時を経て培われてきた生態系も、人間の手に掛かればなんのそのだ

そのうちしっぺ返しを食うぞ



いまだに頭の芯に無口な鳥が住んでる魔女です

早く出てってくれないかな




           見かけがなんぼの勝負  ヾ(▼ヘ▼;)



雄猫の鳴き声が聴こえたのでみんなでテラスから冷やかしだ


眼下の庭を《バニャ似男》がうろついている

写真でも撮っておこうかな、 と思い、カメラを取ってテラスに戻ると


既に《バニャ似男》の姿はなく・・


庭の真ん中には《ユリぼうず》が佇む






そこへ声を聞きつけた 《ジンジン》がやって来る





ジンジン 「僕の宿敵はどこだ!」


ユリぼうず 「もういないよ」


ジンジン 「なに?!」


ユリぼうず 「僕が追い払ったからね」





ジンジン 「喧嘩の声なんて聞こえなかったよ、 いったいどうやって追い払ったのさ!」


ユリぼうず 「睨んだんだ」


ジンジン 「睨んだだけ?」





ユリぼうず 「何たって僕には必殺技があるからね」


ジンジン 「《バニャ似男》は《ユリぼうず》の倍もある体で、しかもめちゃくちゃ若いじゃん、もし喧嘩になったら《ユリぼうず》なんてひとたまりもないだろう」


ユリぼうず 「ふん、僕があんな若造に負けるはずがないのよね」


ジンジン 「凄い自信だね、絶対に負けない根拠でもあるのか?」


ユリぼうず 「あるよ」


ジンジン 「なんだよ」


ユリぼうず 「目を逆三日月にさせたら僕ほど凄みのある猫はいない」


ジンジン 「あぁ、確かにあれは凄い!」


ユリぼうず 「コツは絶対に口を開けないことさ、どんなに喚きたくても絶対に喚かない、ただ睨むのみ!」


ジンジン 「・・」






ひな 「きゃひゃひゃ!」


バニャ1号 「《ひな》、ひとの話を聞いてないで ここで寝てなさい」


ひな 「だっておもしろいんだもん」






バニャ1号 「外のことは男のねこにまかせとけばいいのよ」


レオポン 「そうそう、おかあちゃんの言うとおり」


ひな 「てすりからにわを見てみなよ いろんなねこが来て すごくおもしろいんだよ」


レオポン 「そんなことばかりしてるとまたおっこちるよ」


バニャ1号 「《ひな》、まんがいち てりゃすから 落っこちても ぜったいに 知らないねこに《ユリぼうず》には はがない なんておしえちゃだめよ、わかった!」




                    ひな 「・・そこ?」




              伝達機能  Σ(~∀~||;) 



多分トイレに行くつもりだったのだろう

そっちに向かって歩いていた《ボンネット》


すれ違いざま・・

いきなり、しかも意味もなく、《レオポン》にぶたれた


驚いた《ボンネット》


その場で思わずうん○をしてしまった・・


もう・・ やめとくれよ 


そういうの!





          ゴージャスが不合理発言  :*:・( ̄∀ ̄)・:*:  



余程暇だと見え、軍団が寄り集まって何かを話をしている






その話はとりとめがなく


《パパ・ジョン》はカッコいいよね~ とか


この前の紙のトイレ砂は最悪だったよね とか


《レオポン》のハミウンは迷惑だって話しから

人間に話しになって


近所の子供の話しに至っては



バニャ1号 「あのかん高い声は何とかならないのかしら」


ライガー 「ほんと うるさいよね」


バニャ2号 「わたしたち、人間の子供のかん高い声とか、男の人間のかんふとい声とかって、にがてなのよね」


ジンジン 「なんだよ・・ 『かんふとい』 って」


バニャ2号 「あら・・ そう言わない?」


ライガー 「それを言うなら 『ずぶとい声』じゃない?」


レオポン 「ずぶとい、って声のことだっけ?」


インドラ 「ずぶといは うどんのことでしょ」


凜 「うどんは ごんぶといです!」


バニャ1号 「ちがうわよ、ごんふといのは きつねよ」


バニャ2号 「つまり 人間の子どもは きつねの声ってことね」


ライガー 「そういうことか!」   繋がったのか? この話



ユリぼうず 「とにかく僕なんて、あのきつね声できゃあきゃあと追い掛け回されるんだし」


凜 「私も追い掛け回される! しかも、子供たち、私の名前を知ってるんです」


ジンジン 「子供の中にスパイがいるね・・」


ユリぼうず 「だから子供は信用できないんだ」



コタツの中のボンネット 「僕、テリャスから見てたら、人間って2本足で追いかけるんだ」


ジンジン 「あれじゃ走ってもノロいわけだよな」


凜 「だからいくら追いかけても私を捕まえられないんですよ」


ひな 「そういうのふごうりっていうんでしょ」


ジンジン 「おまえ、 なんか人間みたいな発言するな・・」


ひな 「やめてよ・・ 私、人間とちがって ごーじゃすなんだから」


みんな 「・・」