カトマンズに帰ろっと | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

11月1日


ティハール初日のこの日、私たちは予定通りポカラを後にしてカトマンズに戻ることが出来る

散々苦労した甲斐があったというものだ



出発時間が絶対遅れる朝7時出発のバスに乗り込む

行きと同じバスやん・・

メッチャうすのろの行きと同じバスやん(ノ◇≦。)


ガッカリだよ・・


車窓から




              なぜこんなに警察がいるのかというと




        そしてなぜマオイストが居並んでいるのかというと




それはマオイスト(ネパール共産党毛沢東主義派)議長、プラチャンダ(政治家、革命家、元ゲリラ)が選挙演説をしているから



ネパール、無意味な選挙を繰り返してるなぁ・・ 



さて、ランチ休憩


昨夜『クレイオーブン』で作ってもらったタンドリーチキンとナンを食べていると・・



        
        きちんと君 「見てください! ぼく、お行儀がいいでしょう!!」


        魔女 「して・・ そなたの望みは?」


        きちんと君 「そのチキンを下さい!」



        
           魔女 「はいどうぞ」


           きちんと君 「どーも ありがとうございます!」




とにかくやっとカトマンズに戻れる

困難から開放された安堵感から車中でうつらうつらする私たち一行


そんな折、デイブからラクちゃんに一本の電話が・・



ラクちゃん 「魔女、大変だ! 今夜から予約しておいたホテルには泊まれないって!」


魔女 「どうしてよ・・」


ラクちゃん 「チェックアウトするはずのお客がチェックアウトしないんだって!」


魔女 「・・はぁ?」


ラクちゃん 「とにかく部屋がないんだ、デイブが焦ってる!!」


魔女 「ふ~ん・・」 (もうどんなことがあって驚かない体質になってしまった)



今夜泊まるところがない・・

この期に及んで凄いな



ネパールはシーズン真っ只中

ホテルはどこも満員だろう

もし部屋が空いていてもドミトリーとか、裏部屋とか


だから一週間前、ポカラに出発する前に常宿を予約しようとしたら

デイブが、今回はどうしても自分がお勧めのホテルに泊まってくれと頼んだんだし


それが今日になって部屋がないって

なら別のホテルを紹介しろよ


これじゃ最後の最後まで面白過ぎるやんけ



ラクちゃん 「仕方がないから今夜も僕の家に泊まる?」


魔女 「そうはいかないよ、それにこれ以上部屋ないじゃん、とにかく今夜日本から旅行者が到着するんだからホテルを用意しなくちゃ」


ラクちゃん 「じゃあ どうするのさ!!」


魔女 「・・ラジェンドラに電話して、これが電話番号だ」



そう言って私は財布にたまたま持っていたミレニアム ゲストハウス(常宿)のカードをラクちゃんに渡した

私はネパールの携帯を持っていたが、それはバスのトランクのリュックの中なのだ


ラジェンドラは常宿のオーナーだ


電話に出たゲストハウスのボーイは、今、オーナーは外出中だと告げた

電話が繋がったままで騒ぐラクちゃん



ラクちゃん 「オーナーは今いないって! どうする!」


魔女 「ふ~ん・・」


ラクちゃん 「今日泊まるとこ決めなきゃ日本からのお客さんをどうするのさ!!」


魔女 「ラクスマンの電話番号をゲストハウスのボーイに伝えて、魔女が今夜からの宿がなくて困ってると言って」


ラクちゃん 「わかった」



ラクちゃんが電話を切ると2分もしないうちに外出中のラジェンドラから折り返しの電話が入る

「部屋は何とかする」 とのこと



デイブさんがあれほど押したホテル

全然ダメじゃないですか


日本人オーナーのホテルにドタキャンされ

困っているところを助けてくれたのはネパール人オーナー


皮肉なものですな




案の定、殆どの車に追い越され

のろバスがカトマンズに着いたのは夕方近く


バラジューに近いところでバスを降り

そこからタクシーでラクスマン宅へ



私たちがシャワーを浴びている間、ラクちゃんは休む間もなく食事の支度を整える

疲れた体でそこまでしてくれなくてもいいのに・・






ラクちゃんは料理の一つにレモンパンケーキを作ってくれた

ムクティナートで魔女を感激させたレモンパンケーキ

彼はその味を見事に再現してみせた



食事を終えてひと休みしたら大荷物を抱えてゲストハウスに移動


常宿のオーナー、ラジェンドラはどう都合をつけたのか、いつもの部屋を用意しておいてくれた

ただ、たまちゃんの部屋が階下でちょっと暗い


ラジェンドラは、明日には彼女の部屋を魔女と同じフロアに変える、と約束してくれた


突然の予約に快く対処して貰っただけでもありがたい

やっぱ常宿が一番落ち着くな



夜10時前、魔女を乗せた車がトリブヴァン国際空港に向かう

フライトは予定通りの到着で、日本からのお知り合いを無事にお迎えすることができた


色々な困難にぶち当たったけど、間に合って良かったぁ



こちらも間に合ったククルプジャ


次回は《バブー》への祝福の様子をお伝えします