マタタビ癖の悪い奴・王座決定戦 Ⅰ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

ネパール日記の途中ではありますが

昨夜の乱痴気パーティーがあまりにひどかったので・・


今日はちょっとその様子を書かせてくださいね



《ジンジン》たち兄弟のお誕生会 ケーキ


高級缶詰での夕食を済ませ

みんなで《ジンジン》におめでとうを言い

言われた《ジンジン》はかなりテレていた


この時、誕生日にもかかわらず雨の中を律儀に夜回りに出た《パパ・ジョン ブリアン》はまだ帰っていなかった


夜のおやつの時間になっても《パパ・ジョン ブリアン》は帰宅せず 

私たちはカツオパーティーを始めた


たっぷりカツオを食べたリビング軍団10名に廊下軍団4名


夕食の時もそうだったが、なにがおかしいって


彼らはたっぷり食事を貰った後も食事場所を離れない


どうしたのか? と問うと・・

「いつものごはんをまだもらってない・・」 と言い募る


どんなにお腹がいっぱいでも、いつものご飯を貰わないと食事は終わらないのか?

高級缶詰やカツオは毎日の食事とは別物なのか? それとも別腹なのか?


しかし軍団はそう言って聞かないから、仕方なくいつものごはんをあげた

食べなかった・・


やはりお腹がいっぱいなんじゃないか!



夜食の後に始まったマタタビパーティー


これが今回のお話の始まり


マタタビに反応したのは成猫男子軍団のみで、子供たちは無反応、女子で舐めたのは《涼子》と《アゾ》と《バブー》の3名で、反応したのは《アゾ》のみ


つまりこの選手権に登場する猫は《ジンジン》 《ユリぼうず》 《ボンネット》、紅一点の《アゾ》 《かって》 そして遅れてやって来た主役のひとり、《パパ・ジョン ブリアン》の6名


マタタビには無反応の子供軍団や女子たちも昨夜は恐ろしくハッチャケていて、部屋中を駆け回っており

成猫男子軍団はしたたかマタタビを舐めてラリっていた


そんなさ中、家族①が《ジンジン》におめでとうを言っていて、《ジンジン》は嬉しそうに目を細めて家族①を見上げていた

家族①の横には《レオポン》が、そんな《ジンジン》の様子をにこやかな感じで眺めていて・・

眺めていて・・



すると突然《ジンジン》が《レオポン》を襲った



まったく脈絡なく襲われた《レオポン》は驚きのあまり

まるで動物病院の診察台の上にいる時のように目を見開いたままフリーズしてしまった


慌てた家族①《レオポン》をケアするも

《レオポン》はショックのあまり彫像のように動かなくなっていた



それでも乱痴気パーティーは続く・・


この時は、《インドラ》が家族①に撫でてもらっていた

そこに主役の《ジンジン》がまた割り込んできた

家族①は《インドラ》を撫でていた手を《ジンジン》に移した


すると《インドラ》が家族①の腕を自分の手でもって引き寄せ・・



その上腕部に思いっきり噛み付いたドンッ



家族①は悲鳴を上げ


その悲鳴は半端ない痛さを著した



家族①が 「痛いじゃない! いきなり何するのよ!」 


と怒って《インドラ》を押した

押された《インドラ》は、反省するどころか再び家族①の手に噛み付いた


これで完璧に感情的になった家族①は



「この痛みと同じ痛みを味あわせてやる!!」 



と言って、自分が噛まれたのと同じ所、《インドラ》前足の上腕部にガブリと噛み付いた


相当な強さで噛み付かれたと思われるが

当の《インドラ》は顔色ひとつ変えず、家族①を一瞥して歩き去り・・


そうして次々とそこらの猫たちを襲った



テーブルの向こう

《凛》がいる


そこに《ボンネット》が歩み寄り、《凛》の顔の前にその頭を突き出した

「僕をなめて・・」 という合図だ


それで《凛》が 「はいはい」 って感じで《ボンネット》の頭を舐め始めた

目を瞑り、うっとり感満載で舐められている《ボンネット》


すると舐められていた《ボンネット》が

突然目をキッと見開いたかと思うと・・



《凛》に噛み付いた!!



《ボンネット》のいきなりの豹変に《凛》は驚いたものの、さすがに固まったりはせず、殴り返した


《ボンネット》も殴り返し、ここで取っ組み合いの大喧嘩になる

部屋には《凛》の悲鳴が響くも、生来気の弱い《ボンネット》と女子の《凛》

どんなに取っ組み合っても怪我をするには至らない


しかし取っ組み合いは続く

そこに《ジンジン》と、《バニャ1号》そして彫像の呪縛から解けた《レオポン》が駆けつける

それで《ボンネット》が《凛》から離れた


駆けつけた3名は、そこにいる《ボンネット》を無視し

《凛》を取り囲んで


バニャ1号 「あらあら、どうしてこんなことになったの? けがは ない?」 


ジンジン 「《凛》、大丈夫だったか?」


レオポン 「だいじょぶ ですか?」


とか言って大いに心配した


自分が襲ったくせに《凛》だけが心配されたことにひどく心象を悪くした《ボンネット》は

テーブルの脚にしがみついてそれをバンバン蹴って騒ぎ出した



一方

ストルバイト結石の持病があるので高級缶詰とカツオを少ししか貰えなかった《ユリぼうず》

毎回誰かの誕生日パーティーではそのご機嫌は最悪の域に達する


だからマタタビだけはたっぷりあげた


その後、《ユリぼうず》がお腹が減ったと言うので、さもありなんといつもの療法食を与える

食事場所は本猫の希望で魔女の机の上


私は食事を彼の目の前に置き、他の軍団の世話を焼いていた


すると



がっちゃーーーん!!



その音に驚いて振り返ると、《ユリぼうず》の器が床に落とされ

療法食はそこらじゅうにばら蒔かれた


《ユリぼうず》の反抗的な態度に頭にきたが、今日は叱るまいと・・

私は黙って散らばったカリカリを一個ずつ拾い集めた


高い所から落とされたので、カリカリは広範囲に散らばっていた

それを拾う魔女の姿を、《ユリぼうず》は机の上からじっと見つめていた


叱らないの? って顔で見つめていた




あ~もう色々ありすぎて書ききんないわーー!!


15匹の猫の乱痴気騒動が大変で写真を撮るのも忘れてた

写真を撮ったのは廊下組のを少しと祭りの後の疲れ果てた彼らの様子だけ


明日に続くね