今日の出来事とスイカの収穫 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


春を過ぎた頃、家族①が突然カントリーガールになった

やはり数年前にカントリー男と化した魔女の弟が借りている土地の一角を借り、畑を作り、そこに何やら植え始め・・


トマトやナス、キウリの実の赤ちゃんたちが生まれ始めると

それがもう可愛くてたまらないようで、初心者の家族①は赤ちゃんたちを心配するあまり、毎日のように畑に出かけて行っては、土日に会う弟や、周囲のやはり菜園をしているおじちゃんやおばちゃんたちに可愛がってもらい、野菜作りのアドバイスを受け、地主さんにも良くしてもらって頑張っている


しかし魔女は野菜を食べないので、家族①は魔女のためにスイカを植えた


そして出来上がったスイカがこれだ!



        まじょねこ日記



        まじょねこ日記

              インドラ 「ぼくの すいか でしょ~」



 まじょねこ日記



早速食べてみた

瑞々しいじゃないか!!


よくやった!!


私、《スイカの人》 って、畑で有名になったよ!

みんなが見に来て驚いて、そして褒めてくれるんだよ!


と喜んでいるところで・・


この後3個ある畑のスイカの中の、次に収穫する1個を盗まれてしまってショックを隠せない家族①


人が一生懸命に作ったものを盗んだ奴

魔女が呪ってやるからな!!



       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



今日は所用で出かけなければならず・・


車で行こうかと思ったのだが

仕事関係で人と会う約束だったので、到着時間が読めない車はやめて電車で行くことにした


魔女が電車に乗るのは年に数回ほど


・・結局今回もパスモ、見つからず

どこやったのかな~~


それはともかく

歩いて駅まで行くのに丘の上から墓場を通って国道に下りる


下りたら・・

そこは事故現場だった


バスとワンボックスカーが衝突したばかりで警察もまだ来ていない

バスは右全部に大きな穴が空き

ワンボックスカーは前部が大破、後部座席までめり込んでいる


なんと悲惨な事故じゃないか


集まった人々を掻き分け、駅に向かうのに道を渡る



さて、正午を回って、用事を終わらせての帰り道


突然電車が止まり、動かなくなった


・・ちょと やめとくれよ


閉所恐怖症なんだからさ

何の嫌がらせよ


落雷だと?


30分・・

40分・・


待てど暮らせど復旧しない


飽きた!!  ← そんな問題じゃないだろう・・



そこへたまたまアリクイという名の友人が向こうから車内を歩いてきた



アリクイ 「お? 魔女じゃないか?」


魔女 「何だよアリクイか・・」 


アリクイ 「魔女、いったいどうしたんだよ?! 電車に乗ってるなんて! ちゃんと切符、買って乗ったのか?」


魔女 「買えたよ・・ おまえこそどうしたんだ、こんな昼間にこんなとこで」


アリクイ 「俺は・・」


魔女 「みなまで言うな 平日のこんな時間にこんなところにいるということは・・ おまえ、会社をクビになったんだろー」


アリクイ 「バカ! 営業で出てるんだよっ」


魔女 「そいつは実に残念な事実だな」


アリクイ 「・・」


魔女 「飽きたな・・ この状態」


アリクイ 「・・おまえがさ 電車なんかに乗るからこういうことになるんだよ!」


魔女 「これは私のせいか・・」


アリクイ 「他に何が考えられる!」


魔女 「雷のせいじゃないのか」


アリクイ 「雷も魔女も変わんねえだろうよ どこが違うんだ!」


魔女 「ふむ・・」


アリクイ 「今日お前が徒歩で家を出てから変わったことといえばこの状況だけか?」


魔女 「そういえば・・ 来る時に悲惨な交通事故を目撃したな」


アリクイ 「ほら・・ ほらな! そうだろ!!」


魔女 「腹が減ったぞ・・」


アリクイ 「俺も・・」


魔女 「何とかならんのか」


アリクイ 「なるかよ!」


魔女 「おまえさぁ、弁当とか持ってないの?」


アリクイ 「持ってねえよ」


魔女 「そっか・・ カミさんに逃げられたのかぁ」


アリクイ 「おまえな・・ 今時誰が弁当持って営業するかよ!」


魔女 「弁当持ってて欲しかった・・」


アリクイ 「こうなったのは全部おまえのせいだろう!」


魔女 「え? カミさんに逃げられたのが?」


アリクイ 「俺は誰にも逃げられてねえよ! 雷のことだよっ!!」


魔女 「やっぱおまえさ・・ 本当は会社をクビになってんべ」


アリクイ 「なんでっ!!」


魔女 「だって思考がおかしいぞ」


アリクイ 「事実を述べて思考がおかしいと言われた・・」


魔女 「ほら、他の乗客も笑ってるじゃないか」


アリクイ 「おまえをな」


魔女 「私が雷に見えるのかなぁ~  みなさん電車を停めてごめんなさいね~~」



丁度その時アナウンスが流れ、電車が動き出すようだ


待つこと1時間

長かったし、腹減った



隣のおばさん 「どうなることかと思ったけど、楽しませていただきました」


隣のおじさん 「面白かったですよ」


魔女 「なにがだ・・」


アリクイ 「おまえだよっ!」


魔女 「おまえだろうよ リストラ男」


アリクイ 「だから俺はクビになんてなってないって!」


向かいのおじさん 「おふたりは幼な馴染みなの?」


魔女 「中学からの腐れ縁ですら~」


アリクイ 「構わない方がいいですよ、こいつ、雷だから」



そうこうしているうちに最寄りの駅に到着


私は家へ

アリクイは会社(と、本人は言ってる)


たまにこうして外に出て、世間というものの大変さを理解した魔女であった



あー! お腹が減った!!


ローソンのお姉さん げんこつメンチを一個ちょうだい!!