10数年来の知り合いに言われた (友人ではなく、あくまでも知り合いです)
「私、最近あなたという人がやっと分かった気がする」
「・・」
「ずっと何を考えているかわからない人・・ と思っていたけど 実は何も考えてなかったのね!」
・・何をいまさら
物事は深く考えれば考えるほど思考は混乱し、混沌の世界に迷い込むもの
考えすぎると悩みが深くなって頭がバグるぞ
のんびりと今日の猫と月を眺めて明日を迎えること以外に敢えて何を思おうぞ
Moon
10日程前の、実に美しかった月
・・何よ、この電線は
デンマークのように送電線を使わず、風力発電で得られた電力で 海水を電気分解して水素を作り、その水素を船で陸に輸送して水素発電とかにしたらいいじゃない ブツブツ・・
東の窓から昇る美しい月のある夕景がいつも台無し・・
Jyon brian's bell
これはひと月前のお話
《ジョン ブリアン》の絵をリビングに飾った翌日
部屋中に音を響かせて 『ジョン ブリアンの鐘』が窓辺から落ちた
それはもう必要ないでしょ
絵の中の《ジョン ブリアン》がそう言ってこちらを見ていた
魔女 「『ジョン ブリアン』の鐘が落ちた・・」
インドラ 「おちた・・」
魔女 「どうしよう・・」
インドラ 「ぼくが つかう」
魔女 「《インドラ》が使うの?」
インドラ 「まじょの かえりが おそかったら かんかん ならす」
魔女 「・・」
思い出深い鐘
魔女の足の怪我に、《ジョン ブリアン》が介助猫として半年間付き添ってくれて
半年ぶりに魔女に促されてお庭に出る時
「何かご用事があったらこれを鳴らしてね、ぼくは直ぐに走って戻るから」
そう言って立ち上がり、手を伸ばしてこの窓辺の金をカンカン鳴らしてみせたっけ
私は切れた紐を繋ぎ直し、それをまた窓辺に下げた
《ジョン ブリアン》の優しさとずっと一緒にいたいから
Wheedling cats
魔女 「《パパ・ジョン ブリアン》、手の怪我はどうですか?」
パパ・ジョン ブリアン 「もう だいじょうぶです まじょ しゅずつ ありがとう」
※ 魔女が《パパ・ジョン ブリアン》の腫れ上がった左手を切開し、膿を出して消毒したので
パパ・ジョン ブリアン 「ほら~ こんなに げんきに なった~!!」
魔女 「よかったね」
パパ・ジョン ブリアン 「だから だっこ・・」
そこへやって来た涼子 「ちょっと! そこをどきなさいよ!!」
涼子 「ここは 私専用なのよ」
涼子 「誰も乗せないんだからね!!」
一旦廊下に出ると、おいそれとは部屋に戻れない・・