続・《バブ》の言い分 | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


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魔女家の桜は満開だが・・

一週間程前からまじょねこ軍団は絶不調

謎のウィルスが蔓延


汚い話で恐縮だが、全員が嘔吐下痢風邪症候群


それは子猫軍団から始まり、親猫たちから先住猫軍団へと感染

子猫たちが回復してきた今、《ジンジン》と《ボンネット》がぐったり


しかしこのふたりも昨日あたりから少しずつ回復傾向にある



廊下軍団は軽い感染で済み、大事にはならなかったものの

全員が回復してくれないことには安心した生活も送れない


仕事は忙しいわ、猫は心配で睡眠不足だわで・・

只今私の脳みそは 『X二乗』 の方角に浮いております


このように猫に愛情を注ぎ過ぎ

もはや人間を愛す余裕なぞ微塵もない魔女にございます


こんばんは



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 一旦廊下に出たが最後、ちょっとやそっとでは魔女を放してくれない《涼子》の画像





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さて、《バブ》の言い分の続きでありますが・・

先にも書きましたように、このところ私、頭がアレで

先日来のブログに、《バブ》を《バブー》と、まるで犬のように書いており

《ジョン ブリアン》から注意を受けました


許せ・・




《バブ》



冬になって、寒くなって・・

どうしようもなくなって、私は《アゾ》の先を越してお風呂場に入り込んだ


そんな私を見た《アゾ》は怒った顔して外に出ていってしまった

《アゾ》どうしてるのかな・・  外、寒いのに・・


この時私、決しって平気じゃなかったよ

だけど寒かったの


私は暖かいお風呂場にいたけど、何だか心がどんどん寒くなっていったんだ


だけど《アゾ》は、魔女が寝たあと家に入ってきて、そのまま魔女の寝室に向かうの

そうして壁を引っかいてお部屋に入れてもらってる


いっかい、そお~っと魔女の部屋のドアの前に行って様子をうかがったよ

そうしたら《アゾ》が大きな声でゴロゴロ言ってた・・



だから私は魔女がお部屋から出てきたら走って行って甘えるようになった


そんな時魔女は、いっぱいなでたり抱っこしたりしてくれたけど

私はもっともっとって言って、魔女がお部屋に戻ろうとすると、足にしがみついて嫌がった


ドアの向こうではいつだって《インドラ》がドアを引っかいて魔女を呼んでるんだ

そして私はもっと意地っ張りになちゃう



お風呂場に魔女が来ると嬉しくなるよ

一緒にパジュルするの

私、よくわかんないけどするの



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ある時、またお風呂場を《アゾ》がのぞいた


魔女は《アゾ》を抱いて、私が乗ってるフタの上に乗せた

私と《アゾ》はあっちとこっちに離れて・・ おたがい顔を見なかった


私は《アゾ》が怒ってると思ってて・・ 見れなかったんだ



いつの間にか・・

私もまじょと一緒に寝たいな、って思うようになってた


ある夜、魔女が寝た後《アゾ》の真似をして壁を引っかいてみた


そしたら魔女がドアを開けてくれた

私はちょっとお部屋に入った


すると《アゾ》が魔女のベッドから飛び降りて

怖い顔してななめ前進でもって私を威かくしてきた

だから私は急いでお部屋を出た


《アゾ》、いいな

魔女と一緒でいいな・・


毎日そんなこと考えて・・ 


思った


また早いもの勝ち・・ しよう  って



魔女が寝る時、《アゾ》は外にいて、私はお風呂場にいる

だから魔女がりゃビングから出てきたらすぐに魔女のところに行って一緒に寝室に行けばいいんだ


私はそういう計画を立てた


りゃビングの電気を消して魔女が出てきた! 

私、駆け寄る

私はきゃっきゃ言いながら一緒に寝室に行く


お部屋にちゃんと入るのは初めてだから

最初、私は遠慮してお部屋の隅っこでじっとした


そしたら魔女がベッドをたたいた

それはここにおいで、っていう印で

私は嬉しくてそこに飛び乗った


ふわふわだ・・

だけど魔女のお部屋はお風呂場より寒かったんだよ

でも一緒にいるうちに体もコ心もどんどん暖かくなって、私も《アゾ》みたくごろごろ言ったの


そうして魔女と一緒に寝てたら・・

お部屋の外で壁を引っかく音がした


《アゾ》が来たんだ・・


魔女がベッドからおりてドアを開けた

《アゾ》がごろごろ言いながら入ってきた

そうしてふつーにベッドに飛び乗ったんだ


私は《アゾ》の方を見ないでじっと壁を見てた


《アゾ》のごろごろが急に止まった


しばらくシン・・ ってなってから


《アゾ》の大声がお部屋に響いた


「だ、だしまっせい!!」


《アゾ》ひどく引っかいたものだから、魔女がドアを開けた


《アゾ》が出て行く足音が聞こえた

怒った感じの足音に聞こえた


魔女が慌てて《アゾ》を追いかけて行った


階段のところで魔女が《アゾ》に一生懸命何か言ってて

それは説得みたい感じのことで

その途中で《アゾ》の怒った声が聞こえた


私には《アゾ》がどんな顔をしてるのか想像できた

私は体をぎゅっと丸めて手で顔を隠した


それから魔女だけ戻って来て、大きなため息をついた・・