《アゾ》の反乱 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

今日も暖かいですね


昨夜、嫌というほど蚊に刺されました


ざけんな・・ でございます



《アゾ》



        
       まじょねこ日記-Azo
             いらいらのつづきなんじゃが

 

                             (日記を言う猫用の椅子にて)



《ばぶー》に おふろばを とられた 《あじょ》は そとに おるようになった


だけど しゃぶいんじゃ 


ある日、さとーさんちの にわにおったら

つめたいものが そらから たびたび たってきての

気がつたら もう 目の前が ぴかぴかじゃ


《あじょ》は しゃすがに いえに かえろうと おもったよ  


こでも しゅぎょうの いっかんじゃと 思って 足を出しましたら

「きゃっ!」 という こえが きこえてのぅ


なにを かくそう・・  

そでは じぶんのこえじゃった


足は ぴかぴかの中に ひきづりこまれ

そでが あついのか つめたいのかも わからんかったよ


かだだが しゃぶいから たぶん こでは つめたいんだとおもった



どうじゃ! 《あじょ》の すいりは たいしたもんじゃろう!!



そでかだは もう ひっしで いえに もどったもん



まじょねこ日記-Azo&Bonnet

         アゾ 「そっ、そっこのわかぞー!」


         ボンネット 「え・・ 僕?」


         アゾ 「そうじゃ そなた せっしゃの いらいらばなしが ききたかろう」


         ボンネット 「いえ・・」


         アゾ 「きっ、きっ、きっきたかろうが!!」


         ボンネット 「は、はい・・」  (通りがかっただけなのにな・・)  




        まじょねこ日記-Azo&Bonnet

              アゾ 「そなた 名は 何という」


              ボンネット 「知ってるくせに・・」


              アゾ 「さては 《ぼんにゃっと》 じゃな」


              ボンネット 「わざとらしい・・」


              アゾ 「くるしゅうない ちこうよれ」


              ボンネット 「・・」


           アゾ 「くるしゅうないっ!!」


              ボンネット 「はい・・」 




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                     アゾ 「むむ・・」




        まじょねこ日記-Azo&Bonnet

       アゾ 「ち・・ ちかすぎじゃ~~!!」




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              アゾ  「みのほど 知らずめが・・」      


         ボンネット 「何だよ・・ 自分で「近こう寄れ」って言ったくせにむかっ




えっと・・ 

あで? 《あじょ》はどっこまで 言ったかのう


雪の中を必死で家にたどり着いたところまで・・


そうじゃった


そでで やっと いえに ついたよ 

たいへんじゃったよ


そでで ふろばに 入ろうとしたら・・



入ろうとしたらじゃ!


ふろばに やつが おるんじゃよ!!



なんで おる?


おりたいから おるの?


やつはの ねたふりして 《あじょ》と 目を合わせんのよ



なんと ひきょうな ねこじゃろ~~~!!



ろうかに 行ったら 《ぱぱ・じょん》と《りょうこ》が はこで ねておる


《あじょ》は あったまにきて みんなに 「しゃーしゃー!」 言ったよ


みんな  むしじゃ・・ 


しぇっかく 《あじょ》が しゃーしゃー 言ってるのに・・


こでを ゆーういぎ と言う



とにかく このしゃぶいのに いえは どっこも かしこも あけっぱなんじゃし



こででは そととかわらん!


しゃぶい!  しゃぶい!!



ちょっと待ってよ


なに?


その、『魔女家はシャブい』 って言うのやめてくんない?


どして


まるでヤバい家族みたいじゃん


やばかろうもん・・


魔女家は寒いだけでヤバかないわよ!


そうか~?


なによ・・


きんじょの 人たちが 言っとったぞ


なんて?


この前 まじょと かじょくいちと、かじょくにが、にわに おったとき

そでを見た人たちが


近所の人たちが?


まるで あだゃむすふぁみりー だって


・・ ・・ 

さっきの 『ゆーいぎ』 ってくだりね


うん


あれ、『無意味』 だから


あ、そうとも言うな!


そうとも言わねえよ!!



そででじゃ 《あじょ》は しぇめて よるだけは まじょと いっしょに ねるんじゃが


ろうかは 気にくわんから

しゃっぶい ちゅーしゃじょーで まじょが ねるのを まつんじゃ

あんまり またせると いえに入って かべを ひっかいて きょうはくすることにしてるんじゃ


だかだ まじょけの かべは ぼ~ろぼろ

そでは とりもないさじゅ 《あじょ》の おかげじゃな


おかげって何だよ! おかげって!! 



とにかく その日はな きんじょの おんなと あそんどって かえりが おそうなった


いえにかえったら まじょは もう ねとって

《あじょ》は いしょいで しんしつに かけおりたんじゃ


そうして 《あじょ》が 来た しるしに 力いっぱい かべを ひっかいた


「まじょ! 中に入れまっせい!!」



そうしたら まじょが どあを あけた


こでで やっと ふっとんに入って ねられるじょ 


・・って思ったら



ふっとんの中に 《バブー》が おる~~~!!




《あじょ》の あたまが ばぶはつして   (《バブー》と爆発がゴッチャになってる・・)


《あじょ》は 花に いっぱい しわよせして 言ったんじゃ (せっかく漢字を覚えたのに何だけど・・ 字が違うから)



「もう こんないえには かえって来ん! にどと かえって来んからな!!」



魔女 「待ってよ《アゾ》! みんなで仲良く寝ようよ、《バブー》だって寒いんだから」


「たわけっ! だから 言ったじゃろうが! ねっこは ひとり ひとへやじゃって!!」


魔女 「ここを出てどこに行くのさ!」


「さとーさんちの にわで くらすに きまってるじゃろうが!」


魔女 「じゃあ ご飯は どうするのよ!」


「ほんどーさんちで 食べる!」


魔女 「ほんどう(本堂?)さんち・・ ってどこさ?」


「言わん! んなもん まじょになんか 言わん!!」



そして 《あじょ》は はしって ねこよう でぐちから そとに とびだした


おこって おこって いっぱいおこって まじょけを とびだしたんじゃ


かえるものか

こんないえ


《あじょ》は なんども ぶちゅぶちゅとちゅぶやいて さとーさんちの にわに むかった