スワヤンブーからゲストハウスに戻り、マチンドラに向かう
《バブー》を始めとする野良ちゃんたちの出迎えを受け
学校が祭り休暇に入った
それで小さな頃から仲良くしていた子供たちが会いに来てくれた
近所の子供たちもやって来た
以前は良く一緒に遊んだ子供たちがこの日は一堂に会して
暫くの間、《バブー》たちや子供たちと昔のように楽しく遊んで過ごした
カトマンズには自分の土地や家を持っておらず、借家住まいの人々が多い
地方から出て来た人たちは勿論のことだが
昔からこの地に住んでいる人たちでも、代々土地を持つ者、持たない者と分かれている
借家住まいの人たちは、大家の都合に翻弄されることが多い
大概は口約束で、日本のように契約があるわけではないから、それは突然やってくることも少なくない
最近の建築ブームや地震の噂で、古い家を新しくしようとする大家が増え、昔からの知り合いや友人たちはこのところあちこちに散ってしまっていて、淋しい限りだ
ママの弟さんは私が到着した日に大腿骨骨折の重傷で入院した
ママの母親は病院で付きっ切りの看護をしている
そんな留守宅でもラクシュミプジャの準備はなされる
ママは弟に付き切りの母親を案じて病院に出掛けているので
ルナと私たちとでママの実家に向かう
ママの実家は細い路地を抜けて行けば5分とかからない
私たちは明日のマ プジャの用意をしてマチンドラに戻った
それから、私は土産に頼まれたクルタスルワルを、家族①もショールが欲しいというので買いものに行くことにした
丁度ママが病院から戻って来たが、この時期店は忙しい上に病院通い
そして更に風邪までひいてしまい、とても辛そう
それでも自分も一緒に買い物に行くと言って聞かない
買い物と聞いて喜んだのが《バブー》だ
《バブー》は私の横を高く飛び跳ねながら付いてくる
《バブー》・・ 街のみんなが笑っているよ
先ずはインドラチョークのショールを売る青空市
ちょっとお兄さん、その青いショールを見せて!
そっちの黒いのも!
お兄さん、こちらの好みを聞くと次から次へと柄違いのショールを並べて見せる
ここは石段の上で売っているから並べられたものを見上げて物色する
その中からいくつかを降ろしてもらって手にとって見たり
あーでもない・・ こーでもない・・
どれにしよー・・ どーしよー・・
結局家族②は土産の分も数枚買った
ウールの大判ショール一枚200ルピー(¥200)で交渉成立し
さあ次に行こうかと《バブー》を見たら・・
あれー! ぐっすり眠っちゃってる 待ちくたびれちゃったんだね・・
つづく