ネパール日記  マチンドラからタメルへ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


前回、ここマチンドラでは様々な人々にご心配をお掛けし、お世話にもなった


前回のカトマンズ滞在中に、東日本大震災が起こった

ニュース等でそれを見聞きした人々がたいそう心配してくれ、みんなが日本の復興を神様に祈ってくれた

そして帰国時には大量の食料品を持たせてくれたのだった


スージー粉や豆、ネパールのヌードルを袋いっぱいに持たせてくれたママを始め



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ママの店の隣に住むマサラ梨のおばさん(梨にマサラを掛けたものをご馳走してくれから)は、特大のジェリと塩味パイの菓子を持たせてくれた


      
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            とっても優しいマサラ梨のおばさんと、孫のニショナ



バジュラチャリア氏はフルーツと共に(これは持ち出せないけど)、大量のドライフルーツを用意してくれた


      
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        いつもマチンドラの仏様のお供え物をくれるバジュラチャリア氏



友人のアンビカとサムジャナは、お金を出し合って段ボールごと買ったインスタントラーメンを二人で抱えて来た


他の人々も自分が出来る限りの食料品を持ち寄ってくれたのだ


魔女のスーツケースは食料品で溢れ、他の荷物を友人宅に預かってもらったほどだった


多くの人々が日本の大震災を心配し、憂いてくれた

いつの間にか、ここ、ネワール族の一族として迎えていただいていることを実感した



辺りはすっかり夕闇となり、店の仕事も一段落し、境内の片隅に集まって四方山話に花が咲く




人気のなくなった境内に、夕食までの間を遊ぶ子供たち声が楽しく響く


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《バブー》は私の膝の上で眠っており・・

そんな良いひと時を裂くように携帯のやかましい音楽が


「今どこにいるんだ!」   ・・ラクスマンだし

魔女 「マチンドラ・・」

ラクスマン 「夕食はどうするんだ、夕食は!」

魔女 「食べるよ」

ラクスマン 「デイブが店で待ってるんだよ!」

魔女 「ラクスマンは?」

ラクスマン 「ぼくは妻がティハールでランタンの実家に帰るから、土産の贈り物を探し回ってるんだ、もう大変なんだからね!」

魔女 「・・」

ラクスマン 「夕食には戻って来てよ!」


そうやって、喋るだけ喋ったら切ってしまった

私は大きなため息をついて立ち上がった
《バブー》が顔をあげる

みんなに《バブー》を押さえていてもらい、急いで裏口から細い道に出る
《バブー》が追ってくるといけないから、走るようにして人ごみをかき分ける


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夕食に向かう時、街中でひとりの青年に声を掛けられた

カトマンズからバスで6時間、ドゥムレから更にベシサハールに向かって登ったところにドゥデクナという村がある
以前、そこで出会った青年だった

サランギーを抱えた彼は、カトマンズに出稼ぎに来たと語った
一通り立ち話をしてから背を向けて歩き出すと

後ろから 『シムシム パニ マ』 のメロディーが流れて来た
思わず振り向くと、青年が笑顔でその曲を弾いていた

それは私が大好きな一曲で・・
そんな話を私がしたのか、それを誰かから聞いたのか
いずれにしてもその音楽は魔女の足を止め、振り向かせた

私は思わず歌い出した
青年も一緒に歌い始めた
人通りの多いタメルの道で、人々も足を止め、それを聴いていた


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ギリンチェにて

デイブ 「魔女、ラクスマンが新しいメニューの味見を、って・・」

魔女 「わかったよ・・」

それで新メニューのチキンバーガーを頼んだ

デイブ 「味はどう?」

魔女 「マサラオムレツの方が美味しい・・」

デイブ 「・・」

これは美味い、不味いの問題ではなく、嗜好の問題であり
私に聞くのが間違っている


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ここネパールでは日常的な風景だが・・


日本では見受けられないこんな画像を


     
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               道の真ん中で眠っているノラちゃん


 
ご自身も何頭も犬を飼っておられる搾りすぎさんが、感動して撮影されたものです








     
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            これはどこででも見られるごく日常的な風景


    

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                人間が避けて歩くのが当たり前