ネパール日記  愛しのバブー | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


昨日、ルナについてのコメントをいくつかいただきました

そう、あのルナです


画像、載せておきますね


            まじょねこ日記-Runa



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スンダリザルに嫁いだアミタが路地裏で小さな小間物屋を開いていた


2009年3月、アミタの結婚の儀式にも身内としてご招待いただき

嫁ぎ先のスンダリザルの家にも遊びに行った

旦那様はとても良い方で、スンダリザルまで遊びに行来た私を精一杯もてなしてくれた



       
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                     魔女、元気だった?


  
       
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               今年冬に生まれた長男、アビスカール



       
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         小さなお手々を合わせて 『ナマステ』 のご挨拶をしてくれる



ここでコーヒーをご馳走になり、その辺で《バブー》を探して・・ 寺院に戻ったら



《バブー》がいた


          バブー !!


       
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                  山姥と《バブー》、狂喜の再会の図



 
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              《バブー》はとっても元気でした  ドキドキ



      
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           バブー、また会えたね! 元気でほんとうに良かった


  

 魔女 「初めてのみなさま、 こちらが魔女のボーイフレンドの《バブー》でございます」 


 バブー 「《バブー》です!」



搾りすぎさんが、《バブー》はどこかで魔女さんの匂いに気付いて駆けつけて来たのね!って

《バブー》、魔女の匂いが風に乗って届いた?



私たちはここに来ると、毎回決まってやることがある


それは《バブー》とふたりでマチンドラの神様にお参りする事

先ずセト・マチンドラのご本尊である観音様にご挨拶をし、その周りをマニ車を廻しながら一周する




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                 セト マチンドラナート寺院 



      
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                ここは仏教(観音様)の寺院



私たちが元気で再会できたこと

《バブー》を守っていただいたこと

お礼を言わなきゃ


さあ、行こうよ!!


私たちの習慣をきちんと覚えている《バブー》が立ち上がって私を促す

先ずは正面の観音様に感謝のご挨拶


そこでは人間界と仏界の橋渡しをする役の人が

胸を張って仏様の前に座る《バブー》と、手を合わせる魔女を見て 良かったわね、と心からの笑顔を向けてくれる


それから私たちは寺院の伽藍を時計回りに廻る

感謝を込めてふたりで一周する


       
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       《バブー》が先を行き、続く私の廻すマニ車のカラカラという音が響く  




店が忙しいので外で《バブー》たちと境内を走り回ったりして過ごす



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                     ひと休み



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             この子は走り回って喉が渇いたようだね・・




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            私とラーズが何を話しているのかといえば・・



それは 『フロントライン』 についての話


約一年前、ここで《バブー》と過ごした時 (魔女が足の手術した時)

《バブー》は常に体を搔いており、その為毛もだいぶ少なくなっていた


それは夥しい数の蚤のせいで

私はこれでは《バブー》の命が縮まる・・ と懸念した


これからやって来る寒い時期はまだ良いが、暑い季節になると危険だと思った

それで今年3月にカトマンズに行った時、フロントラインを持参した


ここネパールでは4月からぐんぐんと気温が上がり、蚤が大量発生する

《バブー》の体に蚤を見つけたら、この薬を滴下するようにラーズに頼んでおいたのだ


《バブー》の体重は約11~12kgと予想した 

それで20kgまで対応できる分量の薬を夏が終わる分まで用意し

その一回分の半分以上を《バブー》に、残りはベットゥや他の小さめのノラちゃんに与えて欲しいと言っておいた


その後暑い季節が到来し、案の定蚤が大量発生した

ラーズは直ぐに薬を滴下してくれた



ラーズ 「先ず《バブー》の頭に大量の蚤を見つけたんだ、それで魔女から預かった薬を言われた通りに後ろの首筋の皮膚に滴下した、 そうしたら驚いたことに次の日から一匹もいなくなったんだ!」


魔女 「ありがとう、ラーズ」


ラーズ 「それには街中が驚いたさ! 魔法の薬だってみんな言ったよ」


魔女 「あの薬は効くのよ」


ラーズ 「あの薬を他の犬にもやってあげたいんだけどいくらで買えるの?」


値段を言うとラーズの顔が曇った

ネパールの物価ではとても簡単に買える値段ではない


同時に魔女の顔も曇った

動物好きのラーズの気持ちが痛いほど分かるから・・


今度来る時は、一生懸命働いてなるべくたくさんのフロントラインを持って来ようと思った

少しでも多くの犬を楽にしてあげたいから


フロントラインのおかげで、《バブー》は子供時代のように毛がふさふさになっていた


今年の冬に、僅か2才の若さでネバーランドに逝ってしまった可愛いピャオリも

きっと蚤の大量発生で皮膚を搔き過ぎて傷をつけ、そこから菌が入って皮膚病になり、あんな悲しい結果となってしまったのかも知れない


最後に見た時のピャオリの哀れな姿がどうしても忘れられない

辛かったろうと思うと今でも胸が苦しくなる



《バブー》が眠ってしまった・・

初めて《バブー》と出会ってから、7年の月日が流れている

彼はもう9才を過ぎた


いつまでもこうして一緒にいられたら、ただただそう願う



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