魔女が元気をなくしたことで
魔女猫軍団に心配をかけ
そしてみなさまには多くの慰め、励ましをいただきました
心から感謝しております
《水玉》は私の帰国を待ち
魔女家最大のイベント、ハロウィンのトリック オア トリートでは先頭を切って歩き
魔女がいない間に《パパ・ジョン ブリアン》に夜回りの順路を覚えさせ
私にはきちんと自身の気持ちを伝え
男として、親分として、そのケジメをきっちりとつけて自ら旅に出ました
そんな《水玉》に対し、私は情けなく、イジイジとしていました
ごめんなさい
長きに渡り魔女家を守ってきた《水玉》
生きものにとって最大の憧れは自由
どうか、どうか良い旅を
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こねこ
おむつ猫《くぅ》ちゃんがネバーランドに旅立ってから半月
ららママさんが、動物病院の玄関先に捨てられた兄弟仔猫を家族にしたというので会いに行って来た
《すがりつき君》の子供時代を髣髴とさせる風貌の《キーちゃん》
後に、搾りすぎレモンさん、ららママさん親子に、魔女は元気がなかった、と言われた
私は《水玉》のことを心配してても、人前で暗くならないようにと思って
普通にしていたつもりなのに・・
ららママさんに言われた
「そんなことするからよ まじょさん、まるで人間みたいだったよ ぜんぜんまじょじゃなかったもん」
普通に見せようとしたのが裏目に出てしまった・・
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ノラちゃん
ららママさんちの前の道で野良猫に会った
壁伝いに歩いていたから声を掛けたらバタンと倒れた
背中には喧嘩でできたと思われる生傷があって・・ ちょっと痛々しい
魔女 「はじめまして、 なんだか歩きにくそうだけどどうしたの?」
白い子さん 「・・ぼくね」
白い子君 「めが あかない よく みえない」
魔女 「くっついてる目やにを取って、目をきれいにしようか?」
白い子君 「おねがいします」
魔女 「爪で取るからちょっと痛くてもがまんしてね」
白い子君 「うん」
ガリガリ・・ ゴシゴシ・・
魔女 「もうちょっとだからね」
白い子君 「うん」
ガリガリ・・ ゴシゴシ・・
魔女 「これからはこまめに顔を洗うんだよ 寒くなるから気をつけてね」
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夏の花
庭に必死で頑張っている花がいた
ホテイソウの花だ
ホテイソウは夏の花で、本来なら一日だけ咲いて萎むのだが
雨の日や、気温のぐっと下がる夜が続いているので
既に4日を掛けて花を咲かせているが、まだ全て開ききらない
気温差で萎れそうになりながらも頑張り続けている
家に入れようかとも思うが家の中も同様に寒い・・
頑張れ、頑張れ
毎日声を掛ける
最後の花びらが開くまで
頑張れ、頑張れ、とっても綺麗だよ! と話しかける