魔女
昨日オーケストラコンサートに招待され
一応それなりの格好で出かけたはいいが
普段見慣れない人波を、それも必死で避けて歩いていたら、死ぬほど疲れてしまった
昔は履き慣れていたヒールのパンプスも
引きこもりになってからは殆ど履くこともなくなり
歩き易いのはやっぱりビーサンだわ!
ということで
帰り道、100均に寄って黄色いビーサンを買った
黒と赤でまとめた服装
履いて行ったパンプスも黒に赤だった
そのヒールのパンプスを脱ぎ捨て、黄色いビーサンに履き替える
凄い格好だと思いません?
信号待ちの車の運転手が凝視する
道行く人々も振り返る
そんな視線の先には、大きく襟の開いたワンピースに赤いカーデガンの女が黄色いビーサンでペタペタ歩いてるんですぜ
そして昨夜は疲れから、12時間も眠ってしまった
おかげで予定していた運転免許の更新に行けなかった
コンサートは良かったけれど、その往復は悲惨で
魔女にとって巷は恐ろしく疲れる場所でした
と、いうわけで本日は心安らぐ野良猫軍団の画像を
公園の近くに住む生徒が言った
公園ではそんなに猫を見かけないし、魔女が行くと本当に猫が集まってくるの?
彼らは心優しい子供たちだから、野良猫軍団を紹介することにした
それで彼らが学校を終えた後、公園で会う約束をした
魔女は久しぶりに昼間公園に行くことになった
果樹園部の入り口に差し掛かると
鳴き声が聞こえる
そこはカーブになっているからまだ姿は見えないが
間違いなく《すがりつき君》と《オッドアイタ》の声だ
案の定《オッドアイタ》が凄い勢いで走って来て
その後ろを足の悪い《すがりつき君》が走って来た
魔女 「はじめまして、まじょといいます」 初めて会う子 「 ・・・・・ 」
初めて会う子 「・・なでて いいです」 魔女 「では なでさせて いただきます」
オッドアイタ 「はあ~ なにやってんの?! ぼくがさきでしょう!!」
こうして子供たちも一緒に公園で過ごしました
子供たちはこんなにノラちゃんたちがいて、しかも人間の側に寄り添うのを見てとても驚いていました
勿論この他にもまだ猫はいましたよ
カメラを向けても恐がらない子たちだけを写しましたから
この後仕事だからもう行かなければなりません
オッドアイタ 「まじょ もう かえるの?」 魔女 「うん、またくるからね」
そして恒例のお見送り
足を引きずりながら出迎えに走り、見送にも必ずついて来てくれる《すがりつき君》
毎回足の様子を観察していたが
どうやらこの障害は生まれつきのようだ
この足で木にも登るし、崖も飛び降りる
みんなありがとう またくるからね
今日はこれからお誕生会にお呼ばれしています
ちょっくら行って参りますね