野良猫軍団~小さなエピソード Ⅲ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

こちらは只今台風の真っ只中

空からは飛行機のエンジン音のような風の音が聞こえ

あちこちからも色んなうめき声みたいのや、フクロウの声みたいのが凄まじい風の合間に聞こえる


そんな中、夜の仕事がキャンセルになり

たった今昼間の仕事を終えたところで


ポストの中には魔女宛の何かが・・

でもまだ開けないのよ

お楽しみは後に取っておくんだ


             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


みんなどうしているだろう

魔女の仲間の野良猫軍団だけじゃなく

台風の中を外で暮らす全部の生き物が心配だ


台風が過ぎるまで、ひたすらみんなを案じるばかり


ここに紹介する仲間たちも、どうかもう少しの辛抱だから

頑張って時をやり過ごして欲しい

今はみんなの無事を祈るだけです



これは3日前の野良猫軍団の様子



                    甘ったれ問題



     まじょねこ日記-Banya1
               《バニャ1号》が魔女の膝に・・



 まじょねこ日記-Banya1
       可愛がられ方がまだよく分からないようで、どうも形が変だけど・・



 まじょねこ日記-Banya1
            それでもこんなことして遊んじゃったりしてる



まじょねこ日記-Otaesan
          そんな様子を見詰める母親の《おたえさん》  「・・・」



まじょねこ日記-Banya2
         そんな様子をこんな目つきで見詰める《バニャ2号》



まじょねこ日記-Banya1
                 なにさ!  んく あるの! 



すると母親の《おたえさん》が起き上がって側に来た

そして一回魔女の顔を見てからくるっと振り向き・・


まじょねこ日記-Otaesan
                わたしの おしりも なでて!



  

                     中立圏問題



空地部の《こだくさん》親子

魔女たちが来た来た! と騒いでいる


わーい!わーい!と騒ぐ仔猫たちの横で、母親の《こだくさん》が何かに嫌な気配に気付いた様子


まじょねこ日記-Kodakusan&Kids
            ここから下は住宅部の縄張りだから降りられない・・



住宅部の入り口からずっとついて来て、《おたえさん》と《バニャ兄弟》のところでも離れた場所でずっと待っていてくれ、ここまで私たちと一緒にやってきた甘ったれの《つんでれ君》が


ここ、空地部でもさらに甘えたく、掟破りをして彼らの縄張りに進入してしまった


まじょねこ日記-Kodakusan&Kids
仔猫たちを飛び越え、《つんでれ君》の前に立ちはだかり、がんがん文句を言う《こだくさん》



すると《つんでれ君》は言い返した


「このまえ まじょを おくるとき、あんただって ぼくといっしょに ぼくの なわばりを とおって おくったじゃないか!」


《こだくさん》は ちょっと不本意な顔をしながらも、それ以上何も言わなかった


猫は兼ね合いを知っている



                  

                     ちょっと問題児



警戒心が異常に強く、絶対に人馴れしないと思っていた《オッドアイタ》



      まじょねこ日記-Oddeyeta


まじょねこ日記-Odd-eye

                         実際の顔



それが、何を思ったか突然懐いてからというのも

隠されていた性格が顕になったのか、はたまた性格が変わったのかわからないが


大変なやきもち焼きの上に凶暴になった


まだまだ子供だが

若者軍団と子供が多い果樹園部ではまあまあのお兄ちゃんになってきている


自分の縄張りである果樹園部に、縄張り違いの成猫が来ると、ひどく怒って追いかける

他の縄張りからここに顔を出した猫は、どんなに強くても引け目があるからあまり抵抗しない

それは《オッドアイタ》の乱暴を助長させていた


しかも、しかもですよ

魔女たちがいる時はさらに強気になる傾向があって


魔女にも 「あそんで! あそんで!」 と要求するのだが

その遊びも《すがりつき君》とは大違いの乱暴さ・・


だからちょっと説教をした

そうしたら結構素直に聞いていた


その数日後・・

どこからかやって来た痩せた子供に

お兄ちゃんらしく食べ物を譲っていた


まじょねこ日記

                どこからかやって来た仔猫



まじょねこ日記-Oddeyata
               まじょ このこに たべもの あげて 



人間慣れしていなくて、ちょっと加減がわからないところがあるけど

いいとこあるじゃん、《オッドアイタ君》 



どうかこの子たちが無事にいてくれますように



             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



                  《水玉親分》のしあわせ



昨日のこと

宅急便のおじさんがやって来て、恐る恐る聞いてくる


「あ、あのう・・ こちらに 《み、水玉親分》という方は・・」


「はい、おります」


「《み、水玉親分さん》宛のお荷物をお届けに・・」


「はい、本人に渡しておきます、そして本人の代わりにサイン致しますね」



      
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    まじょねこ日記-Mizutama
                  そして《水玉親分》堂々の記念撮影


  
        まじょねこ日記-Mizutama
                 俺のご飯・・  すぅ~りすりすりぃ ラブラブ



と、ここまでは良かったが・・



魔女 「・・そこで何をしている」


水玉 「・・」


魔女 「いったい何をしている」


水玉 「俺・・ こうやって、いっぺんご飯に埋もれてみたかった・・ うっとりぃ」


          
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魔女 「それはおまえのじゃないんだから出なさい!」



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        何だよ!  埋もれるぐらい自由だろうがよっ!!